PENTAX K-70
2016年7月22日にK-50の後継機種となるK-70が発売されます。
K-30の発売が2012年6月
K-50の発売が2013年7月
K-S1の発売が2014年9月
K-S2の発売が2015年3月
最近のKシリーズの発売日を時系列にするとこんな感じです。
私は月、星、夜空を撮ることが多いので、インターバル撮影がカメラ本体で可能であったこと、カメラ本体に内蔵している手ぶれ補正機構“SR(Shake Reduction)”と連動して簡易的な天体追尾撮影が行なえる「アストロトレーサー」を搭載したGPSユニット O-GPS1がオプションで使えるのでペンタックス製品を選択しています。
2013年にK-30を購入して、今年のお正月に特売になっていたK-S2を購入。(^^)
この際にCANON EOS Kiss X4を手放して手元にX5を残しました。
EOS Kiss X5は日中や天体望遠鏡での撮影に使用しています。
K-S1が発売された時、K-50の後継にしては見劣りする部分があったので、価格は上がってクラスは落ちたと残念に思っていたのです。
なので、K-S2が発売された時は
K-50の後継機種はK-S2なのだと思っていました。
価格帯とクラスの移動を行ったのでK型番からK-S型番に名前が変わったと。
それにしてはK-S2に氷点下10度での動作保証がないので
K-30/50の後継機種としてイマイチ腑に落ちないところがあったのです。
K-70発売ですか・・・。
もしかしてK-Sシリーズは2機種で終了ですか。(^^;
まぁ良いですが。
K-70 | K-S2 | K-30 | |
---|---|---|---|
有効画素数 | 約2424万画素 | 約2012万画素 | 約1628万画素 |
ローパスセレクター機能 | 有 | 有 | 無 |
感度 | 100~102400 | 100~51200 | 100~12800 カスタム設定により拡張ISO100~25600使用可能 |
測距センサー | SAFOX X、11点測距(中央9点はクロスタイプ) | SAFOX X、11点測距(中央9点はクロスタイプ) | SAFOX IXi+、11点測距(中央9点はクロスタイプ) |
輝度範囲 | EV-3~18(ISO100) | EV-3~18(ISO100) | EV-1~18(ISO100) |
画像処理エンジン | PRIME MII | PRIME M II | PRIME M |
AFエリア | 11点オート、5点オート、セレクト、セレクトエリア拡大、スポット | 5点オート、11点オート、セレクト、セレクトエリア拡大、スポット | 5点オート、11点オート、セレクトエリア拡大、スポット |
測光方式 | TTL開放77分割測光、分割/中央重点/スポット | TTL開放77分割測光、分割/中央重点/スポット | TTL開放77分割測光、分割測光/中央重点/スポット |
シャッタースピード | 1/6000秒~30秒、バルブ | 1/6000秒~30秒、バルブ | 1/6000秒~30秒、バルブ |
連続撮影 | 最高約6.0コマ/秒 | 最高約5.5コマ/秒 | 約6.0コマ/秒 |
インターバル | インターバル撮影、インターバル合成、インターバル動画、スターストリーム | インターバル撮影、インターバル合成、インターバル動画、スターストリーム | インターバル撮影、インターバル動画 |
多重露出 | 合成方法:加算/平均/比較明、撮影回数:2~2000回 | 合成方法:加算/平均/比較明、撮影回数:2~2000回 | 撮影回数2~9回、自動露出調整 |
電子水準器 | 有 | 有 | 有 |
自動水平補正 | 有 | 有 | 有 |
バリアングル液晶 | 有 | 有 | 無 |
ライブビュー | 拡大表示(最大16倍まで) | 拡大表示(最大10倍まで) | 拡大表示(2x,4x,6x) |
バッテリー | D-LI109 | D-LI109 | D-LI109 |
電池寿命 | 撮影可能枚数: フラッシュ50%発光:約410枚、フラッシュ発光なし:約480枚 | フラッシュ50%発光:約410枚、 フラッシュ発光なし:約480枚 再生時間 約270分 | フラッシュ50%発光:約410枚、フラッシュ発光無し:約480枚 再生時間 約270分 |
ソフトウェア | Digital Camera Utility 5 | Digital Camera Utility 5 | SILKYPIX Developer Studio 3.0 for PENTAX |
GPSユニット対応 | O-GPS1(別売) | O-GPS1(別売) | O-GPS1(別売) |
PENTAX K-70と手持ちのK-S2/K-30を比較してみました。
画像処理エンジンはK-S2と同じPRIME M IIですが、新開発のアクセラレーターユニットと組み合わせれていたり、−10℃耐寒動作保証、ライブビュー撮影時のAF高速化を実現するハイブリッドAF、手ぶれ補正機構SRを応用したリアル・レゾリューション・システム等、K-S2より上のクラスの仕様です。
2424万画素となっている点も星の撮影でトリミングする際に良いでしょうし、ライブビューでの拡大表示が最大16倍までというのも、星にピントを合わせる際に重宝しそうです。
ただ、K-Sシリーズからボディが小型化しており、K-70も小型化したボディを採用しているのでボタン類の操作はK-30/50の方が扱いやすいです。
ペンタックスのサイトでは「手袋でも扱いやすい操作性」とありますが、確かにグリップは良いのですが、ボタン類の操作となればアウトドア仕様のちゃんとした手袋でないと押しにくい感じがします。
私は玄関前で夜空を見上げて撮影するだけ。
そんな本格的な寒冷仕様のアウトドア手袋は必要ありません。
でも手袋しないと寒いのでボディとボタン類は前のサイズが良かったです。
家電量販店には K-S1/K-S2が展示されていますが、
K-70発売後は値崩れするのでしょうね。(^^;