これは確か高校生の時に買ったピエゾピックアップ。
アコースティックギターのブリッジ付近に
両面テープで固定して使用するピックアップです。
簡単に書けば振動を音にするピックアップ。
25年前に買ったことになります。
物持ちの良いMOMODONです。(^^)
そこでチョット興味があったことを。
ボディ材の違いによる音の特性の違いや
高価なギターと安価なギターでボディの鳴りは
どのくらい違うのか。
高価なギターとして Ibanez j.COSTOM RG8270F
・Flamed Maple/Mahogany body
・5pcs Maple/Walnut neck
・Rosewood fingerboard
・Tree of Life position inlay
・Edge Pro bridge
・Dimazio Air Norton(H) neck pu
・Dimazio Blue Velvet(S) mid pu
・Dimazio Tone Zone(H) bridge pu
・color VV(Vintage Violin)
当時の価格は262,500円。
安価なギターとして Riverhead ST-1M
ボディ材:フィリピン・アルダー
ネック:メイプル
フィンガーボード:メイプル, 22F
スケール: 25.5インチ
指板カーブ(RADIUS): 210R
ナット幅: 42mm
ナット: アクリル
ピックアップ: ウィルキンソン製 STタイプ
マシンヘッド: ロトマチックタイプ
ブリッジ: シンクロタイプトレモロ
コントローラー: 1Vol, 1Tone, Tone Blender, 5Way PU Selector
フィニッシュ:ウレタン
価格は税込14,580円。(^^)
2つのギターの価格差は24.7万円ということになります。
録音機器の設定は同じにして、
ピエゾピックアップの取り付け位置もトレモロブリッジの
やや下あたりとなるべく条件を揃えてCのコードをジャカジャカと。
Riverhead ST-1M 約1.5万円 フィリピン・アルダーボディ。
特性がフラットに近いのでピックアップの特性が素直に出そうな感じがしますね。
Ibanez j.COSTOM RG8270F 約26万円 トップ材はフレイム・メイプル、
バック材はマホガニーのボディ。
ピエゾピックアップはトップ材に取り付けたことになります。
高域が落ちている又は中低域が強い。
ピックアップ交換の際はピックアップの特性を考えないと
意図しない結果になることも?P.U.のうたい文句とおりにならないかも。
今回はトップ材に取り付けたのでバック材でも試してみたいです。
シングルコイルのギター、ハムバッキングのギターの違いはありますが、
ボディの振動をピエゾピックアップで拾っているので関係ありません。
単純に振動に関する違いだけです。
60Hzの山はアースをとらなかったのでハムノイズの周波数です。
Toscanalyzerを使って周波数ごとのピークやアベレージを見てもよかったのですが、
そもそも弾く力加減を全く一緒にできないので、そこまでやらなくて良いかなと。
面倒だっただけですが。(^^;
Riverhead ST-1Mは安いからといって
ボディが振動していない訳ではなさそうです。
実はあたりまえの話なのですが。(^^)
「良いギターは生音でも良く響く」
良いギターは生音でも良く響く、鳴る、振動すると言われます。
そこは正直に解釈してはイケないところ。(^^)
理論は必要ないと言う人がいますが鵜呑みに出来ないのと一緒。
その人は経験などによって体で理論を覚えている人です。
その言葉を鵜呑みにせず、頭か体、好きな方で覚えましょう。(^^)
ところで、安いボディ材の印象はどうでしょう。
軽い?スカスカ?合板?余りものの部位?
硬い木と比較してコッチの方が振動しそうな気がしませんか?
「安いギターでも生音は良く響く(ものもある)。」(笑)
よって、「響く」の意味は単なる「振動」では無く、
「音楽的な振動」を指していることになります。
そんなん素人に判るかい!(笑)
ギターを買うときは店員さんかベテランさんに
アドバイスを求めてみましょう。
それと安価なギターほど個体のバラツキが多いです。
そしてアンプからの音で判断しましょう。(^^)
基本的に歪ませても音に「芯」があればOK。
DTMではDAW側でコンプレッサーを使用することがあります。
すると圧縮されて平たくペライ音になります。
音に芯がないとペラペラになります。(^^)
逆に言えば音に芯があれば、
結構コンプを深く掛けても大丈夫(な時もある)。
こればっかりはアンプを通した音でないと判断できません。
アンプシミュレーターでは判断し難いので
実機のアンプをとおした音で判断するのが良いです。
簡単なテストでしたが振動の強さは大きく変わらず、
周波数特性には違いがありそうなことが判りました。
ギターの価格の違いは使用しているパーツが高品質、
組み合わせ部位の精度、適したピックアップの選定、
ハウリング対策やノイズ対策、それと弾きやすさ。
耐久性や経年劣化も考慮されてトータルデザインされている。
私のイメージはこんな感じです。
ボディに耳を当ててグーで「コン」と叩けば、
「コン」と聞こえるギターもあれば「コォン」というギターもあり、
「コォ~ン」というギターもあります。
木材の導管?が太い部位か木だったのかなと思ったり。
ちなみに、
「コン」はIbanez j.COSTOM RG8270F
「コォン」はB.C.Rich Mockingbird Exotic Classic
「コォ~ン」はSchecter Diamond PT COSTOM です。
PT COSTOMの「~」はイメージ的に半分くらいの長さかなと。(^^)
中低域が太いギターなのでHR弾くと気持ち良いギターです。
今回、安価なギターとして登場したRiverhead ST-1Mの音です。
何を書きたいのかハッキリせず、いつもながらにグダグダと。
時に脇道にもそれながら、平常運転のMOMODONです。(^^)v