周波数分析といっても専門的ではなく、素人考えです。(^^♪
オケを作るとき、他の楽器とのバランスというか棲み分けを
考える際に、各楽器の音域とか周波数を少しだけ考えます。
まずはドラムですが、キック、スネア、タムの音の高さの関係です。
上の方に薄っすらとあるのはハイハットとリバーブ成分です。
今度はベースですが、実音は概ねキックより上、タムより下の音域です。
実音の上に2本の綺麗なハーモニクス(倍音)が出ています。
一瞬、ギターのパワーコードをキャプチャしたのかと思いましたが
確かにベースの音源のキャプチャでした。(^^♪
エレキギターです。アンプシミュレーターで強めの歪を掛けているので、
高音域にノイズが乗ってます。実際聞くと20kHz付近の成分なので
気になりません。<私は
右の方は5弦9フレット辺りからの速弾きからロングトーンのソロです。
上の方はディレイや倍音の成分がゴチャゴチャです。(^^;
同じくギターソロの部分ですが、下の方はパワーコードのロングトーン。
真ん中太い赤部分が実音の領域で、上は倍音やディレイ等の成分です。
上は、ピアノのコードバッキングです。
ボーカルの領域を空けるため、少しだけ下に音域を持ってきています。
これは、シンセ軍団です。ボーカル領域の上が寂しいので軽く埋めています。
最後の塊は、「ここぞ!」のオーケストラヒット。
シンセパッドです。リズム隊やギターの邪魔をしないように
低音部分は鳴らしていません。また、歌が聞こえやすいように
ボーカルの領域も空け気味にしています。
高音域は、結局なんやかんやで過密状態なので、パッドは不参加組です。
分布が解りやすいように感度を下げて表示させていますが、
全体を表示させると下のような感じです。
この全体を見てみると、キックの中にベースのラインが見えていたり、
各パートのラインが確認できるので、音の分離は良い状態。
後は聞いてどうかの問題です。(^^;
以前、この曲を再生したときのアナライザーを掲載していたので、参考までに。
あくまで音楽は聴いて楽しむものなので、これといったセオリーも
あるようでないような・・・。実のところ聞いた感じが良いなら
それが全てなので、周波数特性やスペアナなどの分析はあくまで
参考程度。結局は自分の耳が全てなのです。最後はアナログ。(^^♪