dBu/dBvは0.775Vを0dBuとしており、dBVは1Vを0dBVとしています。
機器にはこれらの単位が混在しており見落としがちな表記の差です。
大文字のVと小文字のvで、その意味が大きく異なるのは
先日書いたとおりです。
マイクと機器の接続では重要な要因となるので、
組み合わせや接続方法が正しいかを判断するために
押さえておきたいところです。
では、本日は簡単な変換方法について。
dBVの値に2.2を足すとdBuになり、
dBuの値から2.2を引くとdBVになります。
理論的なことはいつもに増して長文になりそうなので
割愛します。(^^;
その変わりエクセルで簡単に単位変換ができる式を。
「dBu」から「V」そして「dBV」と変換します。
まず、A1のセル。ここは手入力でdBuの値を入力します。
次にB1のセル。 =10^(A1/20)*0.775
これで、Vに変換された数値がB1に表示されます。
次にC1のセル。 =20*LOG10(B1/1)
これで、dBVに変換された数値がC1に表示されます。
A1のセルに色々な数値を入れてみてください。
A1とC1の差は常に「2.21・・・」となります。
つまり、冒頭での説明のとおり、
dBVの値に2.2を足すとdBuになり、
dBuの値から2.2を引くとdBVとなるのです。
何かの参考までに。