過去に、HSH配線レイアウト、3S配線レイアウト、ポラリティ、
セレクターの配線について書きました。
今回は、ギター等のピックアップを配線する時の過去記事を補足する内容です。
まず、ピックアップの交換(リプレイス)等を行うときは
必ず配線のホットとコールドについて知る必要があります。
これが解らなければ、どの線をセレクター、ボリュームポット、
トーンポット、ジャック、アースにつなげばよいか解りません。
基本は、交換用ピックアップについている説明書と
ポラリティチェックの両方で判断します。
判断の優先順位は、ポラリティが優先です。
この結果、説明書に記載するホットとコ-ルドを
逆に接続しなければならない場合もあります。
なぜこんなことになるのか。
メーカー、又はメーカー内でも製品によってホットとコールドが
異なる場合があります。
これは、出力したい電気信号に対してホットを決めているので、
コイルに対して巻き始めがコールド、巻き終わりがホット等、
一律で決まっていない為です。
白のピックアップと黒のピックアップが結線していれば
電気的につながっている状態です。
上の挿絵は1例です。
この他に「コイルの巻きが逆」というバージョンもあります。
巻き始めと巻き終わりをどう内部結線するか、
どちらをホットとするかがで、そのピックアップのキャラクターが決まります。
巻き始め同士を結線し、巻き終わりのそれぞれをホット、
コールドとする場合もありますし、この逆もあります。
また、巻き始めと巻き終わりを結線する場合もあります。
オールドギターは年代により外見の見た目と配線色は一緒だけど
ピックアップの内部配線が異なる場合もあるのです。(ややこしい)
なので、実際にピックアップを交換する際には、
ピックアップから出ている配線を見極める必要があるのです。
メーカーで異なる配線の色に捕らわれることなく、
説明書の記載や同義語に捕らわれることなく、
組み合わされるピックアップとの極性を合わせれば正しく音は出ます。
あとはセレクター、ボリュームポット、トーンポット、
ジャック、アースへ結線するときに、ホットと決めた線とコールドと
決めた線を逆にしなければOKです。
やはり、ホットとコールドの配線色の規格化は難しいようですね。
メーカーの異なるピックアップを搭載する時に逆になることもあるので、
統一はされないか….。
過去記事で規格化してほしいの発言は撤回です。(^^;
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