TASCAM TA-1VPといえば、その前身はANTARES AVP-1(2003年)、
更にその前身は1998年のANTARES ATR-1 であったと記憶しています。
ピッチ補正の前身はATR-1(後にATR-1a)、
マイクモデリング技術では ANTARES AMM-1。
この2製品が TASCAM TA-1VP のルーツといえるでしょう。
・・・というかANTARES AVP-1の実質的な後継機です。(^^;
ANTARES AVP-1の主な機能を挙げてみます。
・ピッチ補正Auto-Tune機能
・マイク・モデリング
・真空管プリアンプモデリング
・Knee調整可能なコンプレッサー
・ブレス・ノイズを除去するゲート機能
・ハイパス・コントロール可能なディエッサー
・ノッチフィルターも使える2バンドEQ
・Double Tracking機能
・ドラムやベースなどのプリセットを用意
設定方法や設定へのアクセスは異なるでしょうし、
他にも細かな仕様の違いはあるかと思いますが、
全てTACAM TA-1VPに備わっている機能です。(^^)
大きく異なっている点とすれば、
キャノン(XLR)入力に対応したこと、
デジタル出力に対応していること。
そして搭載されているAuto-Tuneのバージョンが上がり、
より自然なピッチ補正が可能になっている点でしょうか。
やはりANTARES AVP-1の実質的な後継機と考えて良いと思います。
ANTARES AVP-1の当時の価格は 120,000円(日本エレクトロ・ハーモニックス)
TASCAM TA-1VPの価格は37,000円~49,800円
ANTARES AVP-1にあっては20万円の時期もありましたね。
この手のエフェクターも随分手頃になりました。(^^)
LAアナハイムで開催された Winter NAMM 2011のタスカムブースには、
Auto Tuneの開発者 Dr.Andy氏も訪れたと聞いています。
この際に、Auto-Tuneエンジンのアップデートが
アンタレスとタスカムの共同で行なう事が計画されているとありました。
今後も楽しみなTASCAM TA-1VPです。
何かの参考までに。
コメント
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おはようございます(^^)
すごい機能ですね(^^)
すべての機能は、Cubase上で操作
できるのでしょうか。
外付のラック式、どのようにCubaseに認識させるのか、とても興味があります(^^)
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HA-ROOKIE さん、こんばんは。
MIDIでコントロールできる範囲は
CUBASEにコントロールチェンジ情報を
入力しておけばOKです。
複数の入出力があるオーディオインターフェイスでは、
バスの設定でインサーションエフェクトの様にも
使うことが出来るかと思います。
そうすれば、過去に録音したトラックに対し、
TA-1VPを使用できるので、オートチューンを
使ったリアレンジやTA-1VPのマイクモデリング、
ボーカルエフェクターで処理したリミックス
トラックを作ることもできますね。
まだ使い慣れていませんが、
実に面白い機器です。(^^)