等ラウドネス曲線とうものがあります。
人の聴感は音圧レベルだけでなく
周波数によっても感度が変化しています。
等ラウドネス曲線は、
人の聴覚が同じ大きさに感じる音圧レベルを
20Hzから15kHzで測定したものです。
これを見るとボリュームを上げるほど、
より低域と高域が聞こえることが判ります。
DAWのEQで見る波形と人の聴覚の違いは
何となく認識しておくと便利です。
アナライザーでみると300Hz~400H、3kHz~4kHzが
特に「山」になっていない状態であっても、
中域でモコっていたり、耳に痛い音であったりすることがあります。
これは等ラウドネス曲線を見て判るとおり、
その周波数に対して人の耳の感度が良いからと言えます。
逆にビジュアルで見えるより
少し控えめの方が良いのかもしれません。
最初、等ラウドネス曲線を見て疑問に思ったことがあります。
他の人はどれくらいの音量でミックスしているのだろうかと。
曲線を見てのとおり、
作業中の音量によって聴こえ方も異なるので
EQのイジリかたも変わってくるのではないのかと。
そんなこと最近では気にしなくなりましたが。(^^;
私はそんなに大きな音で聴かないので
私の音は低音過多なバランスに聞こえているのでしょう。
そういえば今年の春、
モニタースピーカーというものを初めて買いました。
YAMAHA HS5です。
それまでは音楽は作るより聴く方の時間が多かったので、
リスニングスピーカーと呼ばれるものを使っていました。
ヘッドホンもリスニングタイプを使っていましたが、
最近ではモニターヘッドホンを使っています。
これまではヘッドホン主体で最後に違和感が無いか
スピーカーでチェックするだけでしたが、
最近は奥行をみたりするのにスピーカで確認するようにしています。
ヘッドホンは頭内定位です。
ボーカルは頭の中の中心で聞こえていて、
右耳と左耳を繋ぐ直線状で定位を感じています。
スピーカーは前方定位なので、
スピーカーとスピーカーの中心にボーカルが聞こえ、
左右の前方定位に加えて奥行も感じることができます。
このスピーカーで感じる奥行は
ヘッドホンで感じるリバーブの奥行感とは異なるので、
ヘッドホンで聴いて気持ち良いリバーブ感も
スピーカーで聴くと残響過多に聞こえたり違和感を感じることもあります。
HS5を設置する時に左右の特性を合わせたりしましたが、
その結果でミックスしてみても成果が無いのが素人耳の私です。(^^;
もう少し低域をスッキリ分離させつつ音量も保ちたいのですが、
なかなか難しいものですね。(^^;
コメント
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ももさんこんにちは
モニターする音量によってバランス感覚は本当に
変わりますよね…..
歌とオケとの音量バランスなんかも、全体の音量を下げてMIXしたり、
ヘッドフォンのみでMIXしたりすると、私は
歌が大きすぎになったりします…………
スピーカーでわりと大きめでモニターして違和感がないかチェック、
ヘッドフォンでモニター細かくチェックして
ボリュームをしぼってモニターして
スピーカーで大と小レベルでモニターして………
などを何回か繰り返してしまいますが、それでも
バランスが気になってしまうことが多々です…..
SM処理、、いやいや MS処理 笑、
周波数の勉強もし直したいと想う
このごろです…(´-`).。oO(
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REACH_rh さん、こんには。
耳が痛くなる帯域の処理が上手くいかず、
いま作っている曲で先ほど・・・・。
全てのフェーダーをリセットしてプラグインも外しました。
こういう時は最初から。
SM・・・もとい、MS処理は音を広げたい時や
音圧を稼ぎたいときに行っていますが加減が難しいですよね。
コンプもそうですが直ぐに曇ったりペラペラになってしまいます。(^^;