2024年1月27日に発売されたスタインバーグ社のオーディオインターフェイスIXOシリーズ。
読み方は「イグゾー」です。
販売価格が同価格帯の新製品のIXO22とUR22Cの違いを比較してみたいと思います。
IXO22とUR22Cの違い
UR22CとIXO22はよく似ています。
フロントパネルで大きく異なるところは、UR22CではツマミであるINPUT/DAWが、IXO22ではモニタースイッチになっおり、IXO22では入力信号を無音にできるミュートスイッチが新たに追加されています。
リアパネルではUR22CにはMIDI イン/アウトが装備されていますが、IXO22ではMIDI端子は省略されています。
仕様については、AD/DA変換がUR22Cが32bitであるのに対し、IXO22では24bitとなっています。
最大サンプリングレートはUR22CとIXO22ともに192kHzと同じ仕様となっています。
入力ダイナミックレンジはUR22Cが102dBであるのに対し、IXO22は106dBであるので、ここはIXO22の方が勝っています。
マイクプリアンプはUR22CがD-PREですがIXO22はIXO MIC-PREとなっています。
価格帯が同じなのでコストに大きな差があるように思いませんし、新しい方が良いとも限りません。どちらが良くてどちらが悪いというよりも、好みと用途の問題だと思います。
大きな違いはUR22Cには内臓DSPであるSSP3が搭載されており、エフェクト処理をオーディオインターフェイスで行えるところです。
ここが同価格帯にあるUR22CとIXO22の最大の違いです。
内臓エフェクトはUR-C Version 3となり、DSPプラグインのゲート、コンプレッサー、ダッカー、マルチバンドコンプレッサーに加え、モニターとかけ録りに使える DSP プラグインとして、ボイスチェンジャーとディレイが新たに加わりました。
もちろんアンプシミュレーターなど従来から備わっているエフェクターもVersion 3になっても使用できます。
今後、UR22CとIXO22の住み分けがどうなっていくのか分かりませんが、この2製品は同価格帯であるので、内臓エフェクトが利用できるUR22Cの方が有利に思えます。
IXO22は重さが450gとUR22Cの半分以下となっているので、現在ではモバイル用途に特化したオーディオインターフェイスとしての位置づけでしょうか。
UR22C、IXO22ともにいくつかのカラーバリエーションがあるので、気に入ったカラーを検討されてみてはいかがでしょう。
後日、実際にUR22Cを購入したのでレビューなどを書いてみました。
「スタインバーグ UR22C購入しました」
【価格チェックと購入】
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