2018年3月23日にCANONよりミラーレスカメラ EOS Kiss M が発売されるようです。
キヤノンのミラーレス機に「Kiss」の冠が付くのは初めてとなり、映像エンジンは最新のDIGIC8が初搭載。
このことからキヤノンがミラーレスに本気を出したと思うことができます。
価格帯も入門用一眼とミラーレスは粗同じとなった昨今ではKissブランドの冠を付けた販売促進が狙いでしょうか。
EOS Kiss M ラインナップ
EOS Kiss M のラインナップは、
・本体のみ(税込79,380円)
・EF-M15-45 IS STM レンズキット(税込95,580円)
・EF-M18-150 IS STM レンズキット(税込132,300円)
・ダブルレンズキット(税込112,860円)
・ダブルズームキット(税込120,420円)
現時点でのCANON オンラインショップでの価格を記載していますが、一眼との価格差がなく、目的や用途に応じて一眼かミラーレスは選択されるのでしょう。
少し前までは性能や機能は一眼に劣っていたのでサブ機扱いだったミラーレスでしたが、最近ではメインも張れる性能を持っています。
交換レンズの種類では一眼に軍配が上がっていますが、最近では交換レンズの種類も増えており、小さい・軽いというアドバンテージに魅力を感じる層にはミラーレス機の方が優位性が高いでしょうか。
新開発 DIGIC 8
新開発&初搭載の映像エンジン「DIGIC 8」の搭載によって、測距点が49点から99点と大幅に向上した他、フォーカス性能もかなり向上しているようです。
また、連写性能や被写体への追尾性能も向上しており、これまでは付属ソフトウェアでの処理であった Digital Lens Optimizer がカメラ内で処理できるようになっています。
諧調補正のオートライティングオプティマイザも機能向上しているようです。
23.98p/25pでの4K動画にも対応したことも新しいエンジン採用によるものでしょう。
手持ちのEOS 9000DはDIGIC 8、2011年3月発売のEOS Kiss X5 はDIGIC 4が搭載されており、EOS Kiss Mと同時に発表されたEOS Kiss X90は画素数こそ約2410万画素と最新の一眼クラスとなっていますが、映像エンジンは2016年4月発売のEOS Kiss X80と同じDIGIC 4+となっています。
EOS Kiss X90は最廉価版といえど、もう少し世代の新しい映像エンジンが搭載されればと思いました。
新RAWフォーマット CR3
これまでのCR2から新フォーマット CR3 となりました。
データの軽量化による処理速度と連写速度の向上が図られたほか、カメラ内RAW現像やデジタルレンズオプティマイザに対応しているようです。
新搭載 デュアルセンシングIS
これはレンズ交換式カメラでは初となる機能のようです。
EOS Kiss M はレンズからとCMOSからの2つの情報から手ブレを検出し、抑えるデュアルセンシングISをいう機能を搭載しました。
今後は一眼にも同じ機能が搭載されていくのでしょう。
レンズ資産の共有
EOS Mシリーズでもそうでしたが、EOS Kiss M でもマウントアダプター EF-EOSM (税込12,960円)を介することでEFレンズをEOS Kiss Mで使用することができます。
その他にもいろいろ
新機能以外にも様々な便利機能があるEOS Kiss Mですが、私的にはタイムラプス動画や動画時のブレ補正機能であるコンビネーションISが搭載されていることが魅力的です。
しかし、ミラーレスもAPS-Cで約2410万画素という時代になったのですね。