CANONの単焦点レンズEF50mm F1.8 IIがリニューアルされ、
「EF50mm F1.8 STM」として2015年5月21日(木)に発売予定されるようです。
約25年ぶりのリニューアル
EF50mm F1.8 IIは1990年2月に発売された1万円でお釣りのくる
お財布にやさしい大変リーズナブルな入門用単焦点レンズです。(^^)
キヤノンのサイトでは、
EF50mm F1.8 STMに「リニューアル」「後継機種」、
EF50mm F1.8 IIに「従来品」という表現があるので
EF50mm F1.8 IIの販売はやがて終了するのでしょう。
EF50mm F1.8 IIは9,500円前後で流通しており、
EF50mm F1.8 STMは19,500円(税別)となっています。
発売当初の流通価格は1.6万円前後の予想です。
EF50mm F1.8 IIとEF50mm F1.8 STMの仕様比較
EF50mm F1.8 IIとEF50mm F1.8 STMを簡単に比較してみましょう。
仕様比較 | EF50mm F1.8 STM | EF50mm F1.8 II |
---|---|---|
焦点距離 | 50mm | 50mm |
開放F値 | F1.8 | F1.8 |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 5枚 |
最小絞り | 22 | 22 |
最短撮影距離 | 35.0cm | 45.0cm |
最大撮影倍率 | 0.21倍 | 0.15倍 |
ワーキングディスタンス | 26.7cm | 34.5cm |
レンズ構成 | 5群6枚 | 5群6枚 |
駆動系 | STM | DCモーター |
フィルター径 | 49mm | 52mm |
最大径 | 69.2mm | 68.2mm |
全長 | 39.3mm | 41mm |
質量 | 約160g | 約130g |
DCモーターからSTMとなってAFが静かでスムースになったことや、
被写体に約10cm近く寄れるようになったこと、
5枚から7枚羽根となったことでボケが綺麗になりました。(^^)
絞り羽根枚数の違い
手持ちのレンズで絞り羽根枚数の違いを比べてみましょう。
左から
EF-S24mm F2.8 STM 絞り羽根枚数7枚
EF50mm F1.8 II 絞り羽根枚数5枚
EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS 絞り羽根枚数6枚
まずは絞り羽根枚数が7枚のEF-S24mm F2.8 STM
6枚のEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS
EF50mm F1.8 IIの枚数は5枚、まさに5角形となっていますね。(^^)
EF-S24mm F2.8 STMとEF50mm F1.8 IIは単焦点レンズ。
EF-S18-55mm F3.5-5.6 ISはズームレンズなので少し判りづらいですが、
絞り羽根枚数が多いほど綺麗な丸にボケてくれます。
ちなみに写真は青色LEDをビー玉に反射させたものを写しています。
レンズ沼への片道キップ(^^)
EF50mm F1.8 IIはレンズ沼への片道キップのような
大変コスパの良い入門用レンズです。(^^)
戦略的レンズなのでしょう。
EF50mm F1.8 STMはその後継機種。
コーティングも最適化されてフレア・ゴーストも軽減されたようですし、
交換レンズの最初の1本として売れるんだろうな~と思います。(^^)