Cubase 8.5での新機能は VST Transit、Retrologue 2、
ワークフローの改善となっていますが、
その中で作業をする上でかなり助かるワークフローの改善について。
◆ワークフローの改善
主な改善点はトランスポート & 録音ワークフロー、ミキシング & トラック操作、
MIDI 編集、操作性とワークフロー、コードパッドの改良、
MediaBayラックの6項目となっているようです。
すべてを列挙して書くのは面倒ですし、
私は使わない機能もあるので気に入った機能をいくつかだけ。(^^;
パンチイン/パンチアウト
パンチイン/パンチアウトのポイントを
ループ範囲とは別に設定できるようになりました。
これまでは白い旗の範囲をループにしてパンチインアウトしていたのですが、
新しくパンチイン/アウトを赤旗の範囲で設定できるようになりました。(^^)
別に何でもないようなことなのですが、
ループレコーディングを行うときに不便と言えば不便だったのです。
ループ範囲とパンチ範囲を別で設定できる。
なにげに便利です。(^^)
鉛筆ツールの強化
なんの変哲もないピアノロールの画面です。
そしてたった3音の白玉音符です。
3つの音に異なるベロシティーを与える場合、
ベロシティー設定を変えて1本づつ描く。
手間ですね。(^^;
1音づつ選択してベロシティーを変更する。
これも手間。
カーソルの移動距離もあるのでマウスをグリグリ動かします。(^^;
しかし今度は音を描いてそのまま鉛筆ツールを上下すれば
ベロシティーが変わるのです。
そして「ATL」キーを押せばそのまま音程変更も可能なのです。
ツーっと描いた一連の動作でベロシティーと
音程の変更ができるのは便利です。(^^)
トラックの読み込み
PRO8.5のみの機能ですが他のプロジェクトから
任意のトラックを読み込めるようになりました。
オーディオデータ、MIDIデータはもちろんですが、
オートメーションやEQ、ルーティング設定も読み込まれます。
読み込みたいプロジェクトを選択し、そしてトラックを選択します。
他にもコードパッドの使い勝手がよくなっていたりと
便利に進化しているようです。
スタインバーグの公式サイトではワークフローの改善について
簡単にしか書かれていないのですが、掲載してある公式動画で
機能強化された機能とその使い方について知ることができます。(^^)
コメント
こんにちは(^^)
作業が簡易化されて、なおかつ機能が上がるのは、
ユーザーにとってはありがたいですね(^^)
ユーザーからの意見をフィードバックして、
どんな新機能を加えていくかを検討しているんでしょうか(^^)
鉛筆ツールはとっても便利そうですね~
HA-ROOKIE さん、こんにちは。
ハードウェアエフェクトのディレイを使用して
ギターを録音していると、範囲指定のループレコーディングでは
不便を感じていたのですが、今度からはループ範囲と録音範囲を
別で設定できるので便利になりました。(^^)
MIDIの編集もかなり便利になったので、
この2点だけでも私的には「アリ」なアップデートでした。(^^)v