EZ Drummer2のマルチアウトを使って
それぞれの音色に個別のエフェクトを使ってみました。
Multi-out stereo channelsはマルチチャンネルアウト、
パラアウト、パラレルアウトと呼ぶこともあります。
EZ Drummer2 The Modern library Basic Sound
EZ Drummer2を起動してモダンライブラリーのプリセットから
ベーシックを選択しています。
CUBASE8では何もしていません。
これをマルチアウトを使ってキック、スネア、タムなど、
それぞれにEQやプラグインエフェクトを使っていきます。
EZ Drummer2 Multi-out Sample1
キック、スネア、タム、シンバル、ハイハット等のインストゥルメントごとに
個別にイコライザーとマルチバンドコンプレッサー、
リバーブなどのプラグインエフェクトを使用しました。
EQとマルチバンドコンプレッサーで
インストゥルメントごとの周波数帯のかぶりを調整したので
ドラムトラック内で棲み分けが出来た分、音圧を少し上げることができました。
また、キック、スネアはアタックを強調して
元のトラックより少し目立つようにしています。
前半部分より後半部分の方がその効果が判りやすいでしょうか。
ドラムトラックだけなので音場を広くとっていますが、
ベースやギターなど他のトラックを入れた時に
ドラムの定位をもう少し狭くしたい場合があるかもしれません。
その場合はドラムトラックにMS処理を行って
Sideを調整することでバランスを取りましょう。
ドラム用のBus(グループチャンネル)を作成しておけば
マルチチャンネルで作成したトラックの扱いが簡単です。
個別にエフェクト処理を行ったあとにグループチャンネルで
更にまとめてエフェクト処理を行うということができます。
EZ Drummer2 Multi-out Sample2
これはもう悪ふざけです。(^^)
スネアにフィルターとディストーション。
後半はフランジャーにパンとフィルターをいくつか。
途中キックもパンで振っています。
もう最初のベーシックな面影はありません。(^^;
オートメーションでプラグインエフェクトのオンオフや
設定の変更などを活用すれば、数小節だけラジオサウンドとか、
蓄音機サウンド、シンセドラム風に加工したサウンドなど、
もっと無茶苦茶なこともできます。笑
別トラックで作った方が楽ですが。(^^;
Playlists
最後に今回使用したトラックをプレイリストにまとめています。
1. EZ DRUMMER2 Basic
2. EZ DRUMMER2 Multi – Out
3. EZ DRUMMER2 Multi – Out2
簡単なドラムトラックですが
同じ個所での違いを聴き比べると面白いかもしれません。
私はSoundCloudの無料アカウントなので
ブラウザでのストーリーミングではmp3/128kbpsで再生されます。
ダウンロード可の設定にしているので44.1kHz/16bitのデータですが、
高域などの違いが聞き取り難い場合などにご活用ください。