最近2MIXした曲を分析してみましたが、
私の悪い癖が如実に表れています。(^^;
以下の解析結果は原寸大で掲載していますが、
このブログデザインは横幅に合わせて
自動で縮小されるように作成しています。
画像をクリックして別に表示させると
原寸大で見ることができます。
原寸大にならない場合は、
ブラウザの設定を変更してください。
私的には海苔状態になっていないので、
波形的には上出来だと思っています。
少し前まではベッタリの海苔状態でしたから。(^^;
赤線は Peak max、黄線は RMS average 。
RMS(Root Mean Square)は実効値とも言います。
信号の実効的な大きさを表す値です。
もし、手持ちのコンプレッサーが、ピークモードと
RMSモードを切り替えれるなら、RMSモードの方が
聴覚上自然に動作します。
ただしピークが残る場合があるので、DAWの場合、
完全にピークを超えない設定にしたブリックウォール
リミッターと併用した方が良いかもしれません。
CUBASE7では新しいMixConsole、チャンネルストリップに
ブリックウォールリミッターが備わっていますね。
後半ではピークが張り付いているところがあるので、
もう少しスッキリさせた方が良いかもしれません。
これは[K-System]におけるK14の条件で色分けされた
RMSのアベレージです。
もう少しピークを押さえながらダイナミックレンジのある
ミックスを心がけないといけませんね。(^^;
レッドゾーンに入りっぱなしです。
これは帯域ごとに色分けされたRMSの状況です。
灰色:0Hz~49Hz
青色:50Hz~499Hz
緑色:500Hz~999Hz
黄色:1kHz~3.9kHz
赤色:4kHz~16kHz
私は50Hz以下をバッサリ切ることが多いので、
灰色の線は低い位置です。
50Hz~499Hzが他の帯域区分とは連動しないグラフになっています。
多分ベースとギターでしょう。
べースはルート弾きしていますし、
ギターは深い歪で伸ばしています。
ここにエネルギーが集中しているので、
ギターのレベルをもう少し下げた方が
全体的に聞きやすくなるのでしょう。
4kHz~16kHzの成分がLchに偏っているのは、
ハイハット、クラッシュシンバルによるものだと思います。
また、ギターソロもL側に振っているので
これも影響していると思います。
気になるのは、青と緑(50Hz~999Hz)が若干Rchに寄っていること。
各楽器の配置について、帯域のバランスも考えて配置する必要があるようです。
シンバルとハイハットによって偏っているのは仕方ないにしろ、
重心が右に寄っているので、聴いていて違和感を覚えたり、
聴き疲れするかもしれません。
これは大いに反省です。
スペクトラムで周波数分布をみてみます。
150Hz~350Hzの成分が少し多い気がします。
思い当たるのはやはりギターです。(^^;
もう少しフェーダーを下げれば良かったです。
D#3、F3、A#3の部分が目立ちます。
MIDIノート番号でいえば、51、53、58番あたりです。
シンセの和音で左手のルート音を
省いたりすると少しは改善されるでしょうか。
350Hz以下を少し下げなければいけませんね。(^^;
私はEQを使用する時、持ち上げる癖があります。
前より少しは改善したのですが。。。
高域が少ないのも、EQで持ち上げる癖が影響しています。
イメージ的には、上げた部分がピークに当たるので
高域は上がらず、逆にEQで不要な部分を下げてフェーダーを
上げれば高域も上がってくるような感じです。
それと、ギター弾きなので聴かせたいのは判りますが、
下手なんだから聴く人のことを考えて少しは遠慮しろ。
そんな感じです。(^^;
どちらも最初から判っていることですし、
知識としても持ち合わせていることなのですが、
実際にDAWを触り始めるとどこかへ飛んでいくようです。
ギターは少し控えるか、倍音を活用して
存在感を出すようにしなければなりませんね。
弾いているとズンとくるギターの低音は気持ち良いのですが、
曲調や曲の構成によっては邪魔な時もあるようです。(^^;
曲作りは成功はあっても正解がないようなものですが、
私はいつになったら上達するのでしょうか。(^^;
コメント
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はじめまして!Grooveと申します!
LINE6 HD500で検索していましたら、こちらのブログに辿り着きました!
お邪魔させて頂き、とても楽しく拝見させて頂きました!
そしてとても勉強になりました。ありがとうございます。
ひとつご質問宜しいでしょうか?
MIXデータの周波数特性をグラフ化しているソフトは、何と言うソウフトウェアなのでしょうか?
宜しければお教えいただければ幸いです!
初めてですのに申し訳ございません。。。
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Groove さん、こんばんは。
>そしてとても勉強になりました。ありがとうございます。
サイトを拝見致しました。たいへん恐縮であります。(^^;
ご質問頂いておりますソフトでありますが、
「Toscanalyzer」というフリーソフトで、
大変参考になる解析を行ので重宝しております。
Windows、MacOS、Linuxに対応しており、
http://www.toscanalyzer.org
上記でダウンロードできます。
今後とも宜しくお願い致します。(^^)
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早々のレスポンス、誠にありがとうございます!
そしてご丁寧にお教え頂けました事、心から感謝致します!
後ほどダウンロードさせて頂きます!!
恐縮なんてとんでもない!!
こちらこそでございます!
今はHD500と格闘中です!WWW
VARIAXも同時購入しまして共に悩みの種です。。。
まだまだ全然解っておりません。。。WWW
しかし、なかなか使える音が出ますね☆
専用のLAN接続をしますとノイズがほとんど出ないので制作には重宝しそうです。
後になりましたが、こちらこそ今後ともどうぞよろしくお願い致します!!
改めまして本当にありがとうございました!
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深いですよねDAWて、、、
私は偏りまくり2Mixです 笑
聞く人はきっと疲れます 笑
左に片寄るのと歌を大きくし過ぎます( ̄ー ̄)
それと、、、
録音する時のバランスが悪いです
いいMixはいい出音、録音から
が鉄則だと分かっていても、
自分でロケートしながら何度も録音してると
大きくし過ぎたり声や音を張りすぎて
歪んだりします
う?ん…と思った時にはもうリミット!
そればっかです(。-_-。)
DAWって繊細なので ふと
振り切ってなんぼのアナログ録音が懐かしいく
なります
まぁ、もちろんアナログでもメチャメチャでしたが….
すみませんあまりにもレベルの低い
コメントでした(。-_-。)
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REACH_rh さん、こんばんは。
アナログの懐の深さを知っている者からすれば、
DAWは少々神経質な感じがしますね。(^^)
DaってAなたがWaるいんだもの。
略してDAW。
主導権はやはりあいつが握っているようです。(^^;