前に改善方法1(リンク付)という記事で、コンセントの極性を合わす、
アースを行うことによる音の改善について書きました。
今回はその補足的内容です。
極性を合わすことによる改善は、主にS/N比の改善です。
接地アースは主に「ブーン」というハムノイズが大なり小なり
聞こえる時は有効な対策です。
コンセントの極性を合わして音を改善することについて
前回書きましたが、その際のコンセントプラグに印が無い
場合についてのことをもう少し詳しく書きます。
一番解りやすいものはコレ。
コンセントプラグのコードの片側に白線が入っているタイプ。
写真は ONKYO WAVIO GX-D90 というスピーカーのものです。
これはACアダプターの線ですが、これにも白い線が入っています。
写真は電子ドラム YAMAHA DTXPLORER のものです。
これも解りやすい白線タイプです。
YAMAHA電子ピアノ P-120 のものです。
これは白線の変わりに文字が書いてあるもの。
基本的に文字が白で書いていればコールド側です。
LINE6 PODxt のものです。
これは、パソコンやディスプレイの電源コードです。
本体側は3芯でコンセント側は2ピン+接地アース線となっています。
基本的に接地アースが出ている側のプラグがコールドです。
少し解りづらいですが、コードに文字が打ってあります。
この文字が打ってある側がコールド側であることが多いです。
コールド側を示す時、線ではなく記号で示す場合があります。
コールド(Cold)を示す「C」
ニュートラル(Neutral)を示す「N」
グランド(Ground)を示す「G」
白(White)を示す「W」
これらの記号をわざわざ別側の線に印字するより、
法律で記載が決められている事項を表示している線側にすれば、
手間もコストも省けるので、「コードの文字側=コールド」と
なっている場合もあります。
さらに電源コードを探してもコールドを示す記号や線が見つからない場合。
線とプラグの境目辺りや、
なんとこんな所に記号を打っている場合もあります。(^^;
DTMデスク周りのコンセントを見てみましたが、
案外、極性を示す記号や印があるものが多いです。
スピーカーの音が値段の割りに納得いかない。
サーとかジーとかブーンというノイズが聞こえる。
低域がスッキリしない。(こもる)
低域のS/N比が良くない。
位相が変に聞こえる。
中音域がポッコリする。
このような症状が気になる方は極性合わせにチャレンジしても
良いかも知れません。ただ、前回の記事でも書きましたが、
極性を合わせても効果が感じられない場合もあります。
今回、私の環境で極性を合わせた場合と逆にした場合の
ノイズレベルとS/N比(ダイナミックレンジ)の測定も行いました。
明日はこれについて書いてみます。
何かの参考までに。