同じような楽器に同じようなエフェクトやEQを使用する場合、
グループバスを使うと便利です。
CUBASE PRO8ではFXチャンネルトラック、グループチャンネルトラックを利用して
エフェクトやEQの効率化を図ることができます。
フォルダートラックは一括で何か出来そうな名前ですが、
視覚的にまとめるだけです。
ドラクのキックやスネアなどをトラック毎にコンプレッサーで処理。
そしてドラム用にリバーブをそれぞれのトラックに・・・。
これではリバーブを立ち上げただけ
CPUパワーも消費しますし作業の労力も掛かります。
個別に処理しなければならないエフェクトとEQだけそのトラックで済ませ、
ドラムキット用のグループチャンネルを作成し、
そこでドラムキットそれぞれを馴染ますために軽くコンプを掛けてリバーブ。
こうすると色々と節約になります。(^^)
挿し絵ではFXチャンネルも書いていますが、
基本的に「FXチャンネルで使用するエフェクトはウェット出力」なので、
それを踏まえてグループチャンネルの前でも後でも好きな位置に。
グループチャンネルの使い方は簡単です。
あらかじめグループチャンネルを作成し、判りやすい名前を付けておきます。
MixConsoleからグループチャンネルに送りたいトラックのROUTINGの出力を
先ほど作成したグループチャンネルに変更するだけ(赤枠)。
緑枠のトラックは作成したグループチャンネルです。
出力はステレオアウトになっています。
ここでおさらいですが、各チャンネルのインサーションエフェクトは、
赤枠はプリフェーダー(フェーダーの手前で動作)、
緑枠の位置はポストフェーダー(フェーダーの後で動作)です。
フェーダーによる音量の変化によってポストフェーダーにアサインされた
エフェクトは掛かり方が変わってくることに留意しなければなりません。
CUBASE PRO8の新機能であるVCAフェーダーと従来からの機能である
グループチャンネルを使用するとかなり効率的で便利です。(^^)