Cubase6をインストールし、しばらく使用した感想を。
新機能や使い方などは他の方に任せるとして
私はCubase5シリーズと比較して負荷について。
上のチャプチャはCubaseStudio5/32bit版で作成した
プロジェクトファイルをCubase6で開いたところです。
最初はStudio5/32bitで後に64bit環境に移行しましたが、
32bit版で作成したこのプロジェクトファイルの再生は
64bit版では処理が重く再生すら困難な状況でした。
原因は、32bit版のプラグインを多用していたこと。
Cubase5シリーズの64bit版をインストールしても
付属のVSTの中には32bit仕様のVSTも多かったです。
小さくて見にくいですが、このプロジェクトファイルの曲は
小節数137、トラック数24、うちVSTiが17、WAVトラックが7です。
さらに、全チャンネルにEQとダイナミクス系エフェクト、
多くのトラックが個別リバーブを使用しています。
このようなプロジェクトファイルなのでStudio5/64bit環境で
再生するとプチプチ音どころか数小節再生するのに通常の5倍以上の
時間を要しており、「もう無理!」な状態でした。
ASIOメーターは振り切ってますし、CPU使用率も85%を超えています。
こんな作り方をした私が悪いのですが...(^^;
このプロジェクトファイルをCubase6/64bit版で再生してみます。
結果、何の問題も無くスムースに再生されました。
ASIOメーターも30%位ですし、CPU使用率も50%を切っています。
Cubase6/64bit版では、Cubase5シリーズ64bit版と同名のプラグインでも
32bitプラグインから64bitプラグインに変わっているものも多くあり、
また、VSTブリッジの動作も改善されているようです。
その結果、同じ64bit版であってもCubaseStudio5では処理が困難であった
プロジェクトファイルもCubase6では何事もなく作業できます。
これは非常にありがたい。(^^♪
このようなプロジェクトファイルがいくつかあったので、
現在、Studio5/32bit版をインストールしていますが、
HALionONEも音色だけならCubase6でインストールされるので
5シリーズと6シリーズをダブルインストール(同居)しておく
必要性は無くなったような気がします。
※詳細はスタインバーグHPにあるFAQにてご確認ください。
もう少し時間を掛けて過去のファイルの再生状況を
見てみますが、一番の問題であったこのファイルが
再生できたので多分大丈夫でしょう。
結論:
Cubase6の64bit版はCubase5シリーズの64bit版と比べて
同じファイルを低負荷で処理することができ、VSTブリッジの
動作もより安定している。となりました。
Core i5 650でここまで出来れば十分です。(^^♪
何かの参考までに。