過去記事、kHzとbitの関係で、標本化と量子化について書きました。
44.1kHzは、1秒間に44,100回のサンプリング(標本化)。
48kHzは、1秒間に48,000回のサンプリング。
また、テンポと時間という記事で、各音符の秒数について書きました。
120BMP
4分音符=60秒÷120=0.5秒
8分音符=0.25秒=250ms
16分音符=0.125秒=125ms
32分音符=0.0625秒=62.5ms
では、実際に各音符をどの位のサンプル数でで標本化しているのでしょうか。
120BMPの時の16分音符は0.125秒なので、
44,100回×0.125秒=5,512回
テンポ120の時、44.1kHzのサンプリング周波数で標本化すると、
16分音符を5,512回でサンプリングしていることになります。
テンポ160の時では、
44,100回×0.09375秒=4,134回のサンプリングとなります。
今度は、48kHzで計算してみます。
TEMPO=120 16分音符
48,000回÷0.125秒=6,000回のサンプリング。
TEMPO=160 16分音符
48,000回×0.09375秒=4,500回のサンプリング。
ということは、44.1kHzと48kHzでの違いは、
TEMPO=120 16分音符の時では、
48kHzでのサンプリングの方が、44.1kHzでのサンプリングに比べて、
488回多くサンプリングしている。
TEMPO=160 16分音符では、
48kHzの方が、366回多くサンプリングしている。
こんな結果となりました。
これら16分音符の数字を倍にすれは、8分音符の際の数字になりますし、
1/2にすれば32分音符の数字になります。
何かの参考までに。