昨日からインストールしたCUBASE PRO 13 を使用していますが、新機能について少しまとめてみます。
Cubase13インストールとアクティベーションの内容もCUBASE 13 無償アップデートについて書き足しました。
まだ少し使っただけですが操作性が良くなっている感じです。
動作も軽やかですし、パフォーマンスアップが向上したとアナウンスがありますがそれを実感できます。
Cubase13シリーズ新機能概要
市販版Cubase13シリーズの新機能の概要を抜粋してみます。
1.チャンネルタブ: プロジェクトウィンドウ上でチャンネルミックス [Pro・Artist・Elements]
2.MixConsole: GUI と機能を刷新 [Pro・Artist・Elements]
3.VocalChain: プログレードのボーカルマルチプラグイン [Pro・Artist]
4.範囲選択ツール: MIDI エディターに搭載 [Pro・Artist・Elements]
5.キー /ドラムエディターでのマルチパート編集: アレンジ効率の向上 [Pro]
6.コードパッド: よりコード進⾏を⾒つけやすく改良 [Pro・Artist・Elements]
7.Iconica Sketch: 軽快に動作するフルオーケストラライブラリー [Pro・Artist・Elements]
8.Black Valve / EQ-P1A / EQ-M5: モデリングコンプレッサーと EQ [Pro]
9.Vocoder / VoxComp: 復活したボコーダーとボーカル専⽤コンプレッサー [Pro・Artist]
10.サンプラートラック: スペクトラルワープモード搭載 [Pro・Artist・Elements]
11.サンプルパック: 5種類追加 [Pro・Artist・Elements]
12.スタートモード: 再⽣開始地点を柔軟に設定 [Pro・Artist・Elements]
13.タップテンポ: トランスポートバーに搭載 [Pro・Artist・Elements]
14.さまざまな機能とパフォーマンスの向上[Pro・Artist・Elements]
個人的にはVocalChainとIconica Sketch、
MixConsoleのGUIと機能が刷新されたことが大きなトピックに感じます。
追加されたオーケストラフル音源 Iconica Sketchとは
CUBASEユーザー歴が長い方でしたら過去にセール価格でオーケストラ音源である HALion Symphonic Orchestra を購入している方も多いのではないでしょうか。
HALion Symphonic Orchestraは110インストゥルメントでインストール容量は7GB,スタインバーグのオンラインショップで約1.4万円で購入できます。
新搭載されたフルオーケストラ音源 Iconica Sketch は34インストゥルメントと140アーティキュレーションを4..6GBのライブラリーに凝縮しています。
Iconica Sketch は単品販売も開始されましたが価格は16,779円となっています。
標準でオーケストラ音源が搭載されたことは良いことです。
Cubase Elements 13にも付属しますがElementsの価格が13,200円なので付属するIconica Sketchの方が高いのですね。
Iconica Sketchの最上位グレードはIconica Opusで140,859円の音源です。
合計190GBを超える管弦打楽器のサンプルと500以上の豊富なアーティキュレーションを装備しています。
その最廉価版がIconica Sketchです。
GPUでH264デコードを行いパフォーマンスが向上
Windows版ではビデオエンジンが改良されGPUハードウェアでのH264デコードに対応しパフォーマンスが向上しているようです。
これまでDAWではGPUがあまり重要視されておりませんでしたが、昨今の動画圧縮に対応するにはGPUに処理を任せた方がパフォーマンスが良いのでしょう。
とはいっても、デコードのみなので高価なGPUが必要ないことに変わりはありません。
ただ気になるのはこのWindows版でのGPUハードウェアH264デコードが、動作環境に記載する「Microsoft基本ディスプレイドライバー非推奨」と何か関連があるのでしょうか。
GUIの見直しによる操作性の向上は嬉しい
なんでもないことなのですが、旧バージョンでは別の所で操作していたことが同じ画面で変更できるようになっていたり、気にしなければ気づかないレベルの見直しも結構あるような気がします。
わざわざCUBASE12を立ち上げて操作の比較はしていませんが、CUBASE PRO 13 を使っていると「ここで変更できるんだ」と前からそうで今気づいたのか、新GUIで改良されたのか分らないところがいくつかありました。
細かなことなのでしょうが、便利になるのは良いことです。
まだざっとしか使用していませんし、新機能の全てが私に必要な機能という訳でもありませんが、自作PCという特殊環境で快調に動作しております。
デモプロジェクトで勉強しよう
Steinberg Download AssistantでCUBASE 13をダウンロードする際に、下の方にデモプロジェクトがあります。
是非これもダウンロードしてプロジェクトを開いて見てみましょう。
プロの方のトラックのまとめかた、エフェクトセッティングや機能の使いこなしかた、ミックス技術など、参考になることがたくさんあります。
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