2017年11月25日 22:00にCUBASE9.5がリリースされました。
これまでのリリーススパンより若干早い新バージョンの登場となります。
いつもより3週間前後の早期リリースなのですが、これからブラックフライデーやら年末年始のセールなどお財布が緩くもあり、また買いすぎで固くもなるので早めにお布施を集めておこうということなのでしょうか。
謹んでお支払い致します。m(_ _)m
CUBASE9.5新機能
・64bit浮動小数点ミキシングエンジンによる音質向上
・ダイレクト・オフライン・プロッセッシング
・新サンプラートラック
・ゾーニング2.0
・メトロノームの機能強化
・オートメーションカーブ
・オートメーションスケーリングツールの改良
・オートメーションレンジツール
・プラグイン インサートスロットの強化
・「ズームに適応」グリッドモード
・HALion Sonic SEにウェーブテーブルシンセ FLUXが追加
・新ビデオエンジンの搭載
ざっくり挙げるとこのような感じでしょうか。
また、付属するプラグインエフェクトのうち「Tube Compressor」「Vintage Compressor」「Magneto」のGUIも新たになりました。
そしてWindows版については、これまでQuickTimeを利用してビデオを扱っていたのですが、AppleがQuickTimeの更新を停止しているため、新たなビデオエンジンの搭載がアナウンスされていました。
過日のアナウンスでは2017年8月18日付けCubase Pro / Artist 9.0.30のアップデート際にBlackmagic Design社のビデオエンジンが搭載されたとのことでした。
その際に今後の予定として
・AAC オーディオ抽出機能 (Windows 7) 実装予定
・AJA 社ビデオデバイス対応予定
・ビデオ上のオーディオ置換機能は廃止されました。代替機能として、ビデオレンダーエクスポート機能(オーディオ含む)を予定
・MXF コンテナ対応予定
このような記載があったので、CUBASE9.5ではこれらに対応または基本部分が改善されたビデオエンジンが搭載されたのでしょう。
もしかしたら0.5にしては大きな進化かも
新機能については利用状況や目的によっては使わないものもあるかもしれませんが、基本的な部分、今回でいうとオーディオエンジンが64bit浮動小数点処理となったことでしょう。
なお、オーディオ精度としてこれまでの32bit浮動小数点処理も選択することもできます。
デフォルトは32bit浮動小数点処理なので64bit浮動小数点処理に変更しておきましょう。(^^)
あとはVST エフェクトのインサートスロット数が8から16になったことでしょうか。
小粒を多用する場合もあるので16までとは言わないまでも8より増えるのはありがたいです。
サンプラートラックの強化でMIDIパートをサンプラートラックにドラッグするとレンダリングされる機能も便利かも。
これらの機能強化や新機能はPROのみとか、Pro/Artistのみ、Pro/Artist/Elementsの全てというようにグレードによって差があるので、バージョンアップの際は自分が必要な機能を有しているグレードはどれなのか確認しておきましょう。
バージョンアップ価格(PRO版のみ抜粋)
Update from Cubase Pro 9:7,560円
Update from Cubase Pro 8.5:18,360円
Update from Cubase 7 / 7.5 / 8:23,760円
Update from Cubase 4 / 5 / 6 / 6.5:34,560円
Upgrade from Cubase Artist 9.5:29,160円
Upgrade from Cubase Artist 6 / 6.5 / 7 / 7.5 / 8 / 8.5 / 9:37,800円
Upgrade from Cubase Elements, LE (4 or higher), AI, Essential, Studio, SX, SL or Sequel:50,760円
スタインバーグのオンラインショップでダウンロード販売されています。
Cubase Elements, LE (4 or higher), AI, Essential, Studio, SX, SL or Sequelからのアップグレードには別途USB-eLicenserが必要となります。
私の場合はCUBASE PRO9からなので7,560円でCUBASE PRO9.5へバージョンアップできました。(^^)