近年、医療は目覚ましい進歩を遂げています。
WHO世界保健統計2012年版における平均寿命ランキングでは、
男性は2位で80歳。女性は1位で86歳。男女平均で1位の83歳です。
様々な倫理や尊厳についての議論が十分でないまま、
医療だけは進歩を続けています。
歳を重ね、口から食事が食べれなくなったら。
「PEG(経皮内視鏡的胃瘻)造設術を行なわなければ死んでしまいます。」
「昔で言えば老衰の状態です。自然な死を希望されますか?
PEGの造設を希望されますか?この場合は疼痛管理を行ないます。」
前者の説明を受ければPEGをしなければ見殺しにする気持ちになり、
多くの方はPEGの造設を希望されるでしょう。
後者の場合は自然な死を迎えるという選択肢を考える気持ちになります。
要は医師の説明の仕方によって結果は誘導されることもあり得ます。
20年前、死を迎える場の90%は自宅でした。
今では、死を迎える場の90%は病院です。
別にPEGや医療の業界を云々言う気はありません。
そんな世の中になっているということです。
総務省統計局の資料では、「世帯主が60歳以上で
2人以上の無職世帯の生活費について(H19年度)」において、
食費:62,640円
住居:15,410円
光熱水費:20,320円
家具家事用品:9,100円
被服履物:8,290円
保健医療費:15,720円
交通通信費:24,210円
教養娯楽費:27,730円
その他:63,870円
合計:247,290円
老後の生活費は毎月25万円であることが記されています。
ちなみに平成15年の調査では23万円でありました。
平成23年年度版では24万円であったので、
ここ最近の資料で一番高額であった平成19年版の数字を使ってみます。
では自分の老後を考えてみます。
私は持ち家ではないので家賃分をコストアップして、
仮に毎月30万円必要だと仮定してみます。
私の定年を70歳、夫婦共々83歳で他界としてみます。
30万円×12ヶ月×(平均寿命83歳―仮定定年70歳)=46,800,000円
定年から死ぬまでに約4,700万円も必要です。
心を入れ替えて無駄使いをせず、貯金を始めます。
4680万円÷(仮定定年70歳―40歳)÷12ヶ月=13万円
このままでは毎月13万円の貯金が必要です。
これから一生楽器が買えません。
年金を夫婦で10万円貰えると仮定します。
現状制度ではもっと多いですが、
今の政治は日本の今も将来のことも考えず
政党と議員であることの方が大事に見えます。
実際はどうかは判りませんが、
私の目にはそう見えるという個人的な印象の話です。(^^)
よって年金受給額は現制度より減額とします。
10万円×12ヶ月×(平均寿命83歳―定年70歳)=15,600,000円
46,800,000円―15,600,000円=31,200,000円
3,120万円÷(仮定定年70歳―40歳)÷12ヶ月=
これから毎月必要な貯金は86,666円
今の貯金額が「0円」とするならば、
毎月8.6万円の貯金を行なう必要があります。
年金はもっとあるだろうって?
今の政治が信用できます?(笑)
そんなに長生きしないから大丈夫?
先に書いたように医療が進んでも倫理問題が整理されなければ
そう簡単に逝かせてくれそうにありません。(^^;
仮に私の老後の時代には年金制度が破たんして
1円の支給もなかったとします。
そうなれば定年後に私の専門分野で
数社と顧問契約して生活費の足しに致しましょう。(^^)
その為にはスキルと経験、そして実績が必要です。
さぁこれからも勤勉で働くか。(^^)
コメント
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とっても老後が心配です 笑
いや笑い事ではありません….
働けるだけ働いた後は……
早めに死ねることを祈るよりありません………..
死ぬまで生きるけれど 笑
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とっても老後が心配です 笑
いや笑い事ではありません….
働けるだけ働いた後は……
早めに逝けることを祈るよりありません………..
死ぬまで生きるけれど 笑
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REACHrh さん、こんにちは。
私もそろそろ青年期を終え、
壮年期に向かおうとしています。
壮年期の初めに壮年期最後を考え、
生々流転に立ち止まり臆することなく
死んでも死ぬまで生きることをします。
その後は・・・ぴゅ~っと逝きたい。(^^)
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「自然死」「安楽死」「尊厳死」等々
ヒトの死にも様々な名前が付く時代。
憲法第25条・生存権には
『全て国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』とあります。
対して、その生活に対する多くの権利を
失ってしまうおそれに、現在の日本国民はさらされ続けていることになります。
「死んでないだけで生きてない」
当方の楽曲の歌詞で、昔書いた一節。
国民が社会に対してそう感じ始めると、政は、そして国はもはやその体裁を保てないでしょう。
それが果たして、健康で文化的であるのか。
せめて人々が、心から音楽を楽しむ気持ちを忘れない社会を確保したいものです。
そのコストがおよそ87,000円… 個人ではなかなか厳しゅうございますな(苦笑)。
既に大台を超え、壮年期まっただ中の7th-labでしたw 。
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7th-lab さん、こんにちは。
そちらは台風の影響はもう和らいだでしょうか。
関西ではINGで通過中のようです。(^^;
倫理的な問題が残されてテクノロジーだけが
進歩し続けているので問題だらけの世の中です。
「豊か」とは何を以って豊かなのか
考えなければならないときなのです。
国の成長、国民の成長、経済の成長、
文明の成長。そしてそれらの成熟度。
バランスが崩れるとやっかいなのです。
共に壮年期をエンジン全開で楽しみましょう。[絵文字:v-91]
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わたしの会社は、胃瘻ボタンや、チューブなどのシリコン製品を造っていますが、
正直、こんなにも使われているのか。と思ってしまいます。
新聞でも、胃瘻について、よく取り上げられていますが、
命の尊厳とは何なのかと考えさせられます。
無理に延命することをせず、寿命を全うさせてあげることが、故人の幸せであるとおもいます。
ただ、わたしは、延命をさせるための企業に勤めているので、商売が成り立たなくなると言うジレンマを感じます。
自分も、誰にも迷惑をかけず、ポックリといきたいですが、その後の葬儀を考えると、それだけを考えている訳にはいきません。
人生の終焉を迎えるとき、
己の人生のおとしまえは、己でつけたい。
それまでは、悔いのないように生き抜きたいですね。
でも、まだまだ40です。
そぉ思いながら、一日一日大切に生きていきたいですね。(^∇^)
はあ、酔ってるから長くなっちゃった。^^;
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m20ritsu さん、こんばんは。
関西は台風が抜けたみたいですが、
風が凄く強かったのでご用心を。
PEGを必要としている人は大勢います。
とても大切なお仕事だと思います。(^^)
何かの疾病で数ヶ月食事ができないとき、
PEG造設術の恩恵は想像するより遥かに意義があります。
そして最近のPEGは小さな子供にも施術できるまで
進歩しています。助かる命の数は世界中で数え切れません。
日本のPEGは世界中で使われています。
その仕事の結果で助かる命は日本に留まりません。
とても尊いお仕事ですね。(^^)
昨年より学会でも基準と倫理についてを定めて運用しているので、
これまでのような安易な造設術は行われなくなるでしょう。
「どう生きるか」と「どう死にたいか」はセットで考えて
自分の結論を持っていなければならない社会になりましたね。
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こんばんは(^^)
お久しぶりです(^^)
体調を崩したり、トラブルに見舞われたり、、
しばらく離れておりました><
老後は、、、
僕も良い年になり、リアルに考えるように
なりましたよ(^^;
今の政治は信用できませんし、
年金を無事に貰えるとは思っておりません(^^;
なので、死ぬまで頑張って働きます~~♪
ほんまかいなぁ><
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HA-ROOKIE さん、こんばんは。
お久しぶりです。(^^)
年金を貰えるどころか、長寿税とか
生活税を払わなければならなかったり。(^^;
そんな世の中にはなってほしくありませんが、
前期高齢者とか後期高齢者とか、まるで
長生きが悪いみたいな名称を考える人達ですからね。
先のことは自己責任になるのでしょう。
生きるために働く時代から
将来自分が死ぬために働く時代が来そうです。(^^;