PR
スポンサーリンク

フレーズの表情2

onp.jpg
オーケストラの場合、オーボエの発音から基準音を合わせていました。
そして指揮者によって、演奏者に強弱、テンポなどが指示されています。

DAWではどうでしょう。

今ではA=440Hzが一般ですが、A=442Hzもありますし、
昔で言えばもっと異なるピッチを「A」としている場合もあります。

そしてテンポトラックやミキサー画面を使って、
全体のテンポや音量の調整をしています。

個々の楽器レベル(トラック)ではどうでしょう。
実演奏を録音したトラックやVSTiが発音するトラックもあります。

MIDIでの打ち込みの際、
ベロシティーやエクスプレッションの変化でフレーズに流れを付けますし、
実際の演奏でもフレーズの流れを意識して演奏します。

では、この「フレーズの流れ」とはどういうものでしょうか。

swa.gif
16分音符8つで1つの塊のフレーズを用意しました。

Aでは、音符4つと4つで意識を区切っています。
タタタタ、タタタタ。ですね。

swb.gif
では、これを5つと3つに区切ってみます。
タタタタタ、タタタです。

swc.gif
今度は3つ、3つ、2つに区切ってみます。
タタタ、タタタ、タタです。

swd.gif
今度は、3つ、5つに区切ってみます。
タタタ、タタタタタです。

私はこのDパーンの意識のようでした。(^^♪

どれも楽譜上では同じですが、
区切りを設けることで弾くニュアンスも変わってはいませんか。

打ち込みでは区切り毎にベロシティを上昇、下降してみて下さい。
聞こえ方が変わってきますね。

実演奏では区切りを意識することで、
アクセント位置や各音の音量に変化がでます。

オーケストラでは同じ曲でもコンダクターが変わると曲の表情が違います。
もちろん会場の音響特性や季節的な温度湿度の影響もあります。

そして楽団による変化もこれに加わるので、
コレクターとなると同じ曲を沢山持っている人が多いのです。

DAWを操作していると、
どうしても全体的に指揮者サイドの意識になりますが、
演奏者意識でMIDIデータの作成や実演奏を行うと、
別の楽しさが見つかるかも知れません。

枝葉を見るとき、山を見るとき。
その見方も見え方も異なるというお話でした。

「お前が言うか?」というご意見はさておき、
何かの参考までに。(^^♪

タイトルとURLをコピーしました