最近、YAMAHAのVOCALOID3関連の新製品ニュースが続いています。
先日ご紹介したCUBASE6.5で動作する「VOCALOID Editor for Cubase」が
発表されたかと思いきや、男性ヴォーカルライブラリ「VOCALOID3 Library
VY2V3」の発売が2012年10月19日に発売されます。
これはVOCALOID2用のライブラリであったVY2に、
追加録音を裏声を追加したものだそうです。
そして前々から市販開始の噂があった VocaListenerが
いよいよ登場です。2012年10月19日からVOCALOID STOREで
ダウンロード購入が開始されます。
ボーカロイドはそもそもシーケンサーで音を操るのと同じように
ボーカルパートもその範ちゅうに収めることから始まりました。
楽器が弾けなくても楽曲を作れるのが一昔前のDTMなら、
歌が歌えなくてもボーカル入りの楽曲を作れるのが最近のDTMです。
今度のボーカリスナー(ぼかりす)は、
実際の歌のWAVからボーカロイドデータを作成します。
歌えるなら態々ボーカロイドを使わなくてもと思いますが、
曲の中の音色、例えばクワイヤの一種だと思えば良いのでしょうか。
そもそも実際のコーラスパートではコンプで潰して
コーラスエフェクターやディチューンを掛けることもあるので、
系統としては近いのかもしれません。
自分のメインボーカル以外の声でコーラスパートや
ハーモニーパートを作りたい時がありますが、
そんな時に使ってみるのも面白いかもしれません。
秋冬にかけてボーカロイド関連の新製品が続きますが、
ボーカロイドは開発(2000年)から既に12年が経過している
技術なので、市場が縮小しないように新たなニーズの
開拓を行なう必要があるのでしょう。
この「ぼかりす」の注意点は、先日発表されたCUBASE6.5専用
エディタである「VOCALOID Editor for Cubase」では使用できません。
自分で歌わない=VOCALOID Editor for Cubase
自分で歌う=VocaListener
現時点での新製品の選択肢はこんな感じでしょうか。
※追記:VOCALOID Editor for Cubaseについて
2013年1月発売 CUBASE7/Cubase Artist7専用となりました。
何かの参考までに。
コメント
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> ボーカロイドは開発(2003年)から
VOCALOIDの開発開始は2000年3月です。
ある程度の成果物ができたのが2003年で、
実際に発売開始が2004年(LEON, LOLA, MEIKO)
です。
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名無しさん、こんばんは。
確かに開発という言葉は2003年では違うようですね。
本文の時系列を訂正させて頂きます。
ご指摘ありがとうございます。