YAMAHA PACIFICA シリーズ。
ブログやネット動画で評判が良いようです。
28年程前に YAMAHA RGZ III M というギターを所有したことがありますが、弾きやすくてとても良いギターだった覚えがあります。
そのギターはレッドカラーだったのですが、塗装を剥がしてホワイトカラーにして「フォルテ」に模ったカッティングシートを貼ってポールギルバートモデルのような事をして遊んでました。(^^)
PACIFICAシリーズは4種類
PAC100 Series
PAC100 Series はパシフィカシリーズの中では最廉価となる位置づけでメーカー希望価格は36,000 円(税抜)となっているようです。
発売時期は
PACIFICA112Vが2007年10月。
PACIFICA112VMが2009年6月。
PACIFICA112VMX YNSが2009年6月。
PACIFICA120Hが2011年5月となっています。
22フレット、トレモロ、コイルタップが可能なハムバッカー搭載が搭載され、歪みやクリーントーンも含めオールマイティな仕様となっています。
ピックアップはアルニコVなので磁力が強いタイプが搭載されています。
PAC200 Series
PAC200 Series は希望小売価格が41,000 円(税抜)でPACIFICA212VFM、PACIFICA212VQMともに2010年4月に発売されています。
100シリーズとピックアップは同じものが採用されており、ボディがキルテッドメイプル+アルダーになった分、価格が5,000円上がっています。
PAC300 Series
PAC300 Series は PACIFICA311H 1機種でカラーバリエーションは3種類です。
下位シリーズとはナット素材が異なる他、Groverロッキングチューナーが搭載されています。
フロントピックアップのP-90(アルニコV)が印象的なミドルレンジ機種となります。
希望小売価格は45,000円(税抜)で2012年3月発売のモデルとなります。
PAC600 Series
PAC600 Series はパシフィカシリーズの最上位機種となりますが、価格は68,000~76,000円(税抜)とシリーズ最上位にしては非常にリーズナブルな価格設定が魅力です。
PACIFICA612VⅡFMの希望小売価格は 76,000円(税抜)で2018年7月に発売。
PACIFICA611VFMの希望小売価格は 71,000円(税抜)で2015年6月に発売。
PACIFICA611HFMの希望小売価格は 68,000円(税抜)で2012年3月に発売。
パシフィカ600シリーズのピックアップは全てセイモアダンカン製のピックアップが搭載されています。
主なピックアップは SP90-1、SSL-1、Custom 5となっており、PACIFICA612VⅡFMとPACIFICA611VFMのブリッジはWilkinson社製VS-50が搭載されています。
PACIFICA人気の理由
やはり信頼と歴史のある楽器メーカーが販売するギターであることが大きいかと思いますが、一昔前の・・・いや、もう大昔かな? バンドブームの頃の勢いは無いにせよバリエーション豊かな機種が販売されています。
パシフィカ以外のシリーズでは「REVSTAR」「SG」「SA2200」が販売されていますが、その多くは価格帯が10万円を超えるギターであるのでパシフィカは初~中級者用に特化したシリーズなのでしょう。
一度触ってみれば分かるのですが、ネックのグリップが万人向けで握りやすい形状となっており、ハイフレットも弾きやすいボディシェイプとなっています。
お勧めはSeymour Duncan+WilkinsonのPACIFICA612VⅡFMです。
SSL1のクリーントーンとハーフトーン、そしてカスタム5の歪み。
これ1本でかなりオールマイティな音作りができる気がします。
これからギターを始める方、セカンドギターにもパシフィカは良いセレクトになるかもしれません。
そういえば、YAMAHAのサイトには掲載されていないけれど0シリーズというか「012」という型番も現在流通しているようです。