DAWに生音を録音する時は、オーディオインターフェイスを
使用します。この時、A/Dコンバーターでアナログをデジタルに
変換しているのですが、この変換処理の時にkHzとかbitが用いられます。
では、下の図を見てみましょう。アナログなので、もちろん無段階です。
これを低いkHz(サンプリング周波数)とbit(レート)で
変換すると下の図のようになります。
基のオリジナルサウンドの原型は何とかとどめています。
高いサンプリング周波数とビットレートで変換すると下の図のようになります。
低サンプリング周波数&低ビットレートと高サンプリング周波数&高ビットレートの
差を視覚的に表現すると上の図のようになる訳です。
今度はサンプリング周波数とビットレートについて。
サンプリング周波数は、「標本化」とも呼ばれ、1秒間に何回のサンプリング
(標本化)するか(したか)を表します。
ビットレートは、「量子化」とも呼ばれ、音の大きさを無音から最大音量までを
何段階で再現するか(したか)を表します。
下の図がそのイメージとなります。
「16bitと24bit」見かけの差は 24-16 = 8 ですが、
実際は16,777,216段階 - 65,536段階 =「16,711,680段階」もの
段階差があるわけです。16bitと24bitの差は実に256倍となります。
ちなみにサンプリング周波数は、48kHz ÷ 44.1kHz = 1.088倍 です。
音の善し悪しを数字で判断することはナンセンスですが、サンプリング周波数と
ビットレートの関係は無視できない差のような気がします。
もうひとつ音に関係があるのが「規格・特性」です。
オーディオCDは、44.1kHz,16bitで作成されていますが、
周波数特性は20Hz~20kHzなので、正確には基となる音の
20Hzから20kHzの間を、1秒間に44,100回サンプルし、
その音量を65,536段階で記録したものが我々が聞いている
「CD」というわけです。
ちなみに、ビットレートは 1411.2kbps です。
データにした時の容量について参考までに少しだけ。
実際はヘッダやタグ等の情報が付加されるので、少し大きくなります。
WAVを例にすると、
Data size = サンプル周波数(Hz)×ビット数×ch数×時間(秒)
44.1kHz,16bitで記録された1秒のステレオ(2ch)音源を
WAVに変換すると、
44,100(Hz)×16bit×2ch×1秒 = 1,411,200bit
Byteに変換=1,411,200bit ÷ 8 = 176,400Byte
KBに変換=176,000Byte ÷ 1024 = 172KB
1秒のWAVデータは172KBということになります。
それでは、CD-Rに何分のWAVデータを記録できるか。
CD-R 650MB = 665,600KB ÷ 172KB(1秒)=3,869秒
分に換算=3,869秒÷60=64分
データ形式でWAVをCD-Rに記録できる時間は64分となる訳です。
※ CD-DAフォーマットによる記録時間とWAVデータによる記録時間は
記録形式の違いにより異なります。
参考:
1Byte=8bit
1KB=1024byte
1MB=1024KB=1,048,576Byte
1GB=1024MB=1,073,741,824Byte
1TB=1024GB=1,099,511,627,776Byte
いつもの事ですが、計算上の端数処理の省略や説明内容に細かな間違いが
あるかと思いますが大筋合っていればOKというレベルでご理解ください。
コメント
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いつも 7th-lab’s blog にコメントありがとございます。
ちょっと告知させてくださいw 。
インターネットラジオ「Banjo radio 土佐泥酔党 7th-lab特集vol.2」
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インターネットラジオの視聴方法は 7th-lab’s blog の方にご訪問いただければ掲載してあります。
みなさんよかったら試してみてください。
MOMO DONさんもよかったぜひ聴いてみてくださいねw
貴重なスペースお借りして恐縮です。今後ともどぞよろしくw
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度々すみません。
先ほど告知させていただいた、インターネットラジオ「土佐泥酔党」の放送、諸事情により急遽中止いたします。
管理者はじめ関係者の方、楽しみにしてくれていたリスナーの方には大変ご迷惑をお掛けしますが、ご了承お願いします。
若干日程を延期の上、近々中に放送配信いたします。
今回は大変お騒がせしました。