先日、初代EZ DrummerからアップグレードしたEZ Drummer2
EZ DRUMMER2の発売は 2014年5月。
先代が2006年5月だったのでバージョンアップまで8年です。
使い方は大きく変わっていませんが8年分洗練されています。(^^)
EZ DRUMMER2の概要
2つのライブラリで5つのキット
The Modern library
Kits1:DW Collector’s Maple
Kits2:Yamaha 9000
Kits3:Gretsch USA Custom
Kicks:
・DW Collector Maple 22×18 (Plastic & Felt) Remo Powerstroke 3 heads KD01
・DW Collector Maple 22×18 Open (Felt) KD02
・DW Collector Maple 24×16 (Felt & Plastic Beater) (Remo Powersonic heads) KD03
・Yamaha 9000 22×16 (Evans EQ3) Plastic & Felt KD04 Gretsch 26×16 US Custom (Power Stroke 3 Coated) (Plastic & Felt) KD05
Snares:
・Ludwig 400 14×5 Chrome on Aluminium (Remo Coated Control Sound)
・Ludwig 400 14×5 Chrome on Aluminium (Damped) Sonor 14×6.5 Cast Bronze (Remo Emperor X)
・Sonor 14×6.5 Cast Bronze (Damped)
・Pearl Vinnie Paul Signature14x8 Maple (Evans HD) Brady 14×6.5 Jarrah block snare (Remo Coated Control Sound) Open
・Brady 14×6.5 Jarrah block snare (Remo Coated Control Sound) Damped
・Brady 14×6.5 Jarrah block snare (Remo Coated Control Sound) UpsideDown
・Tama Artist Carbonfibre 14×6.5 (Semi Damped)
・Tama Artist Carbonfibre 14×6.5 (Damped) (Ambassador Coated)
・DW 13×6 Edge (Ambassador Genero Coated)
・Gretsch US Custom Chrome over Brass 14×6 (Coated Ambassador) (Undamped)
Toms:
・DW Collector Maple 10×8,12×9,13×10,16×16,18×16 (DW Clear Coated Heads)
・Yamaha 9000 10×8,12×8,13×9,14×11,15×13 (Emperor Coated)
・Gretsch 12×9,14×14,16×16 (Coated Emperors)
Hats:
・Sabian HHX Groove Hats 14”
・Paiste Giant Beat 14”
Crashes:
SETUP 1
・Sabian HHX Evolution 16” Pos1
・Sabian AAX Xplosion Fast Crash 17” Pos2
・Sabian HHX Evolution Ozone Crash 20”Pos3
・Sabian HHX Xtreme Crash 17” Pos5
SETUP 2:
・Paiste Twenty Thin Crash 16” Pos1
・Paiste Giant Beat 17” Pos2
・Paiste Full Crash 19” Pos3
・Sabian HHX Xtreme Crash 18” Pos5
Rides:
・Sabian Vault Artisan 20” Paiste 2002 20”
The Vintage library
Kits4: Ludwig 1960s
Bass Drum:
・Ludwig 60’s 20×14 (Power Stroke 3 Clear)
・Gretsch Catalina Club 26×16 (Power Stroke 3 Coated Skin)
Snare:
・Ludwig 400 14×5 (Remo Coated Control Sound Skins)
・Gretsch Crome on Brass 14×6.5 (Coated Ambassador Skin)
Toms:
・Hi Tom – Ludwig 60’s 12×8 (Aquarium Modern Vintage Medium Skins)
・Low Tom – Ludwig 60’s 14×14 (Aquarium Modern Vintage Medium Skins)
Cymbals:
・Hi Hat – Sabian HHX Manhattan 14inch
・Ride – Sabian Bolt Crossover 21inch
・Crash (Position 2) – Paiste Giant Beat 18inch Crash (Position 3) – Sabian Artizan Bolt 18inch
Kits5: Ludwig 1960s
Bass Drum:
・Ludwig Vistalite 22×14 (Aquarian Super Kick 2 Skin)
Toms:
・Ludwig Vistalite 12×8 (Remo Pinstripe) Ludwig Vistalite 16×16 (Remo Emperor)
The percussion library
・Tamburine
・Snaps
・Multiple Snaps
・Shaker
・Maracas
・Hand Claps
スタイリッシュになったEZ Drummer2
ユーザーインターフェイスも今風にスッキリお洒落に。(^^)
バージョン2で新旧のドラムセットを表示させたところです。
EZ DRUMMERでは2タム、1フロア、2クラッシュ、1ライドであったものが、
EZ DRUMMER2では3タム、2フロア、4クラッシュ、1ライドになっています。
私は曲で3タムを使うことが多いのでこれはありがたい。(^^)
拡張音源のメタルマシーンを使うことが多いのもシンバルやタム数が多いからでした。
サウンドの違いや機能の詳細はメーカー、代理店サイトである
toontrackやクリプトンで確認した方が判りやすいです。(^^)
これはブラウザ画面。
付属するMIDIデータや拡張音源に付属するデータに加え、
サードパーティのデータや自分で作成したデータも管理できます。
このあたりは先代やSuperior Drummer2.0、EZ KEYSと同じ操作感です。
これはサーチ画面。
MIDIキーボードや電子ドラム、マウスを使ってリズムを演奏すると
それに似たMIDIデータが検索できます。
自前でポチポチ入力する私はあまり使わないかもしれませんが、
ライブラリの中から選択していく場合には意外と便利かも。(^^)
これはミキサー画面。
音量やエフェクトなどを調整できます。
これは便利だ! ライブラリ混在が可能に!
ちょっと見難いですが、EZ DRUMMER2のキックを
拡張音源であるメタルマシーンの音色に差し替えているところです。
EZ DRUMMERを使ってなければ何のコトだかと思われるのでしょうが、
今まではこれが出来なかったのです。(^^;
ベーシックキットはベーシックキットの中で。
拡張音源は拡張音源の中から。
もし様々なライブラリの中から音色を読み込みたいなら、
これまではSuperior Drummer2.0を使うしかなかったのです。
Superior Drummer2.0では赤枠にあるように
他のライブラリの音色を使うとなると
X-drumというパッドのようなアイコンに音色をアサインしていきます。
使えるけどスマートでないしお洒落でもない。(^^;
その点、EZ DRUMMER2では他のライブラリの音色が
スマートに使えるのでこれは便利になりました。
Superior Drummer2.0は2008年8月に発売された
EZ DRUMMERの上位音源です。
他社の最新ドラム音源と比較すると
ベーシックサウンドやインターフェイスに古さを隠せませんが、
最新の拡張音源を使えばサウンドはGOOD!(^^)
EZ DRUMMER用の拡張音源「EZX METAL MACHINE」製作時のRAWデータから
Superior Drummer2.0用の拡張音源として
「SDX Metal Machinery」が発売されましたが、これは良いです。(^^)
これは便利だ! マルチアウトチャンネルが16に!
EZ Drummerでは「8」であった
Multi-out stereo channelsがVer.2では「16」になりました。
デフォルトではステレオトラックでDAWにルーティングされていますが、
ミキサーのドロップダウンメニューからマルチ・チャンネルを選択することで
最大16のステレオトラックを使用することができます。
インストゥルメント、マイクロフォンごとに個別にルーティングできるので、
それぞれの音色をDAWで加工する際に非常に便利です。(^^)
これまでは拡張音源を使うとパラアウトが8では足りないことが多かったので
倍の16に増えたのは嬉しいです。
CUBASEでの設定については明日にまた書いてみます。
アップグレードすると・・・
EZ DRUMMER1の音色はPOP/Rock用として残っておりそのまま使えます。
プリセットもそのまま残っていますし、
Pop/Rock用として新たなプリセットも追加されたようです。
SUPERIOR DRUMMER 2.0でもPOP/ROCK用ライブラリとして
EZ DRUMMER1のライブラリは残っています。
動作環境と価格
WINDOWS 動作環境
コンピュータ Intel Core Duo 1.66GHz以上
OS Windows 7(最新サービスパック, 32/64bit)以降
RAM 2GB以上を推奨
インターフェース VST2.4、RTAS(ProTools9)、
AAX-Native、スタンドアロン対応
MAC OSX 動作環境
コンピュータ Intel Core Duo 1.66GHz 以上
OS MacOS X 10.6以降
RAM 2GB以上を推奨
インターフェース VST2.4、AudioUnits、RTAS(ProTools9)、
AAX-Native、スタンドアロン対応
ちなみにダウンロード容量は「TT290_EZdrummer2_WIN_202」で3.2GBでした。
クリプトンでの販売価格
EZ DRUMMER 2 16,200円(税込)
EZ DRUMMER 2 UPGRADE 9,720円(税込)
EZ DRUMMER 2 UPGRADE FROM EZLITE 11,340円(税込)
以前、KORG nanoKEY2、nanoPAD2、nanoKONTROL2、
microKEYを購入すると、EZdrummer LITEがバンドルされていました。
現在、KORGのサイトでは確認できませんが、
もしEZdrummer LITEのライセンスがあるなら
そこからもアップグレードできます。
メーカーFAQより
・EZ DrummerとEZ Drummer2を同時には使用できない。
EZ Drummer2をインストールすると以降はVer.2が起動するようになっています。
旧ライブラリはPOP/ROCKとして残っているのでこれを選択します。
・今後リリースされる拡張音源は初代EZ Drummerに対応しない。
EZ DRUMMER 2とSUPERIOR DRUMMER 2.0のみに対応するようです。
現在、クリプトンでは「EZX拡張音源の50%オフセールが
2015年05月31日まで開催されていますが、
EZX REGGAE(レゲエ)、EZX MADE OF METAL(メイド オブ メタル)は
「初代EZ Drummerでは利用できません」と注釈が入っています。
初代EZ Drummerユーザーが最新の拡張音源を利用するには
どこかのタイミングでバージョン2にする必要があります。
もしくはSUPERIOR DRUMMER 2.0にクロスグレードするか。
でもS2.0は2008年8月発売のドラム音源ですし、
本体も拡張音源も結構高いですし・・・。
これはキャンペーン狙いが賢明です。(^^;
Toontrack によるデモサウンド
アップグレード後のボヤキ
EZ Drummerをバージョン2にしたことで
最新のEZX拡張音源も使用できるようになったこともありますが、
Ver.2のライブラリがよく出来ているので拡張音源を買ったみたいな感じです。
機能追加や読み込みも速くなっているので使用感も上々です。(^^)
昨年(2014年5月)にEZ Drummer2が発売された頃、
他社のドラム音源が最新バージョンを発売していたので
SUPERIOR DRUMMER 2もver.3になると思っており、
私はこれを購入しようと思っていました。
あれから1年が過ぎ・・・
今でもSUPERIOR DRUMMERのバージョンがあがるというアナウンスもなく・・・
EZ Drummer2発売時はもっと安くアップグレードできたのに・・・。
はやくやっておけば良かったです。(^^;
「欲しい時が買い時だ」
これは名言ですね。