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X-Fi Titanium HD

先日より、オンボードサウンドを測定しています。
過去記事:Realtek ALC888(2011/01/02)
過去記事:VIA VT1828S(2011/01/03)

そして今回は先日購入した「Sound Blaster X-Fi Titanium HD
サウンドブラスターフラッグシップ機種の測定結果です。

Sound Blaster X-Fi Titanium HD 44.1kHz
まずは、44.1kHzでの測定です。

アナログはRCAインからアウトに接続。
デジタルも同様にインからアウトに接続しています。

ダイナミックレンジですが、
オンボードが77.5dB~77.9dBであったので 10dB以上高い結果となりました。

S/PDIF接続に至っては更に好成績です。
44.1kHz-24bit-S/PDIFの計測結果はかなり良いようです。

Sound Blaster X-Fi Titanium HD 48kHz
今度は、48kHzでの測定結果です。

トータルハーモニックディストーション関連の測定における
相関性ノイズと非相関性ノイズの測定結果が良くないようです。

ダイナミックレンジとノイズレベルが 44.1kHzと変わりないので
積極的に 48kHz の設定を使う必要はないかもしれません。

Sound Blaster X-Fi Titanium HD 96kHz
次に、あまり使わない設定かもしれませんが 96kHz/24bitの測定結果です。

ダイナミックレンジが高く、その他の項目もアナログ、デジタルともに
とても良い感じです。

Frequency response(Sound Blaster X-Fi Titanium HD)
周波数特性です。44.1kHzでは実にフラットな特性を表しています。

Noise level(Sound Blaster X-Fi Titanium HD)
ノイズレベル測定結果です。

表を見た限りで48kHzを酷評しましたが、
48kHz/24bit(S/PDIF)の低域ノイズは低く良いと思います。

デジタル入出力にコストを掛けず、
アナログ入出力にコストを掛けているのでしょうか。

アナログでの測定結果は整った波形をしています。

補足ですが、ケースとバスのレイアウトにより
増設できる場所がグラフィックボード(GeFoce9800GT)の
真下という環境での測定となりました。

本来なら、グラボを使用していない別の筺体で測定を
行ないたかったのですが、何故か測定を完走しないのです。

Total Harmonic Distortion(Sound Blaster X-Fi Titanium HD)
トータルハーモニックディストーションです。

やはり、48kHzではアナログ、デジタルともに相関性の歪と
非相関性の歪が暴れています。

44.1kHzと48kHzを比較するとあまりにも極端な傾向の違いがあるので
もしかしたら、私の環境もしくは個体の問題なのかもしれません。

全体量を考えて全ての測定結果を掲載していませんが
測定の結果だけをみると、44.1kHz/24bit(S/PDIF)の測定結果が
良かったように思います。

しかし、音の善し悪しと測定結果は必ずしも連動しておらず、
音の伸び、素直さ、温かさ等は数値に置き換えれるものでは
ありません。

私の個人的私感ですが、
オンキョー社のGX-D90というスピーカと接続して出音を聞いた限り、
アナログ接続では44.1kHz/16bitが、デジタルでは44.1kHz/24bitが
私の好みに合いました。

「オンボードサウンドと比べてどうか。」
明らかに、オンボードサウンドより良い音がします。

しかし、「コストに見合うか」という質問があるとするなら
答えは、「聞き手の価値観による」となります。

また、出音はサウンドカードの性能だけではなく、
使用するケーブルやスピーカ、ヘッドホンにも左右されますので
一概にサウンドカードを追加すれば劇的に良くなるものでもありません。

幾ら高価な機器の組み合わせでも、その特性が相反すれば
その真価は発揮されないと思いますし、特性にクセのある
ものであれば、低音過多、高音過多などの組み合わせも
出てくるかと思います。

やはり、基本フラットな特性を持っている機器が
一番扱いやすく、高価な機器の特性がフラットなのは
そんな理由なのだと思います。

ここ何回かPCサウンドの計測をしてきました。

次回は、それぞれをサマリ化してみたいと思います。

測定環境:
Windows7.32bit/グラボ有り(しかも直下)

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