先日、LAN環境を再構築した事を書きましたが、
おさらいという意味で速度について。
PC、インターネットの速度をベンチマークした時に
よく目にする単位の「Mbps」と「MB/s」。
Mbps の読みか方は、Mega bit per second で
MB/s の読み方は、Mega Byte per second です。
MbpsはLAN環境やインターネット関係でよく使われますし、
MB/sはハードディスクのベンチ等でよく使われます。
Mbps の「b」 は、bit
MB/s の「B」 は、Byte です。
そして、1Byte は、8bit です。
なので、100MB/s = 800Mbps となります。
最近のハードディスクのシーケンシャルリードは、
120MB/s 位だと思いますので、これを Mbps に
読み替えると、960Mbps なのです。
USB2.0 の規格は、理論値480Mbps
「理論値480Mbps < 実測値960Mbps」
なので、同じ個体のハードディスクを使用しても
USBの外付HDDは、内臓のSATA HDD よりも遅い
ことになります。
次に、Ethernet規格。
100BASE-T = 理論値 100Mbps
1000BASE-T = 理論値1000Mbps
MB/s に変換すると、
100BASE-T = 理論値 12.5MB/s
1000BASE-T = 理論値 125MB/s
100BASE-Tの環境にLAN接続のNASを使用した際に
「遅い」と感じるのは、理論値上限が12.5MB/s
だからです。
USB接続の外付ハードディスのベンチ結果は
Sequential Read : 34.692 MB/s
Sequential Write : 31.245 MB/s
Random Read 512KB : 23.409 MB/s
Random Write 512KB : 14.371 MB/s
これは、2.5インチ 320GBの結果ですが、
100BASE-Tの理論値12.5MB/sを超えてます。
USB2.0 の規格は、理論値480Mbps = 60MB/s
100BASE-T 12.5MB/s < USB2.0 60MB/s
100BASE-TよりUSB2.0が速いということになります。
ちなみに11n、11gを利用するワイヤレスの理論値最高は、
300Mbps = 37.50MB/s ほぼUSB2.0実測値並
150Mbps = 18.75MB/s
54Mbps = 6.75MB/s です。
NASやDLNAを利用したAV環境が普及しつつありますが、
ホームサーバやネットワークドライブにデータ転送する
時間にイライラを感じる方は、100BASE-Tがボトルネック
となっている可能性があります。
ネットワーク環境を見直してみましょう。(^^♪