IK Multimedia Sample Tank 3 をスタンドアローンで起動すると
文字化けやASIOを選択できないというエラーが環境により発生するようです。
試しに色々弄っていると同じ状態が再現できました。(^^)
いや、笑っている場合ではないのですが。(^^;
オーディオデバイスが文字化けしている状態でASIOを選択すると、
Microsoft Visual C++ Runtime Library
Runtime Error!
Program:D…
This application has repuested the Runtime toterminate it in an unusual way.
Please contact the application’s support team for more information.
こんなエラーが表示されます。
OKをクリックすると・・・・・。
Sample Tank 3.exeは動作を停止しました。
先のエラー内容で「Program:D…」となっているのは、
私がSample Tank 3をDドライブにインストールしているからです。
Cドライブにインストールしていれば「Program:C…」となっています。
この状態でもDAWからではSample Tank 3は起動するので
スタンドアロンで起動したときに始めて気づいたり。(^^)
さて、コントロールパネルの管理ツールから
イベントビューアを開いてエラーの内容を見てみましょう。
障害が発生しているアプリケーション名: SampleTank 3.exe、バージョン: 3.6.0.0、タイム スタンプ: 0x55c86bd3
障害が発生しているモジュール名: asiodxfd.dll、バージョン: 1.0.1.14、タイム スタンプ: 0x48319019
例外コード: 0x40000015
障害オフセット: 0x0000000000021d4e
障害が発生しているプロセス ID: 0x1f64
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: モザイク部分
障害が発生しているアプリケーション パス: D:\Program Files\IK Multimedia\SampleTank 3\SampleTank 3.exe
障害が発生しているモジュール パス: c:\program files\steinberg\asio\asiodxfd.dll
レポート ID: b8ef0e16-88f1-4a91-b96c-cab685d7472d
障害が発生しているパッケージの完全な名前:
障害が発生しているパッケージに関連するアプリケーション ID:
ざっとこんな内容です。
ログの日付にモザイクかけてもキャプチャの日付と時刻を消し忘れたので
意味がなかったのですが、まぁ良いでしょう。(^^)
5/6の21時頃はエラーを出して遊んでいました。笑
要はSampleTank 3.exeがasiodxfd.dllを読みに行って、
Visual C++ Runtime Error になっていると。
asiodxfd.dllとは何でしょう。
「障害が発生しているモジュール パス: c:\program files\steinberg\asio\asiodxfd.dll」
この内容を頼りにたどっていくとありました「asiodxfd.dll」、ついでに同じような名前の
「dxfdsetup」というプログラムもありました。
dxfdsetupをクリックすると
ASIO Direct Sound Full Duplex Setup – Version 1.0.1.14のことでした。
RDT233WLMは使用しているディスプレイでHDMIオーディオを通じて
ヘッドホンを使用することができるモニターです。
Steinberg UR28Mはオーディオインターフェイス。
ここでは正しく表示されていますが、
この情報が正しくSampleTank 3に渡ってないのでしょう。
ASIOドライバやdxfdsetupの設定を変えたりしても
出てくるエラーは同じでした。
正しく書き換えられていない可能性があります。
Visual C++ Runtimeの最新版をインストールするという方法も考えられますが、
今回のエラーは感覚的にそれとは違う気がしたのでそれは行わず。
書き換えられていないなら初期化みたいなことをすれば
何となくイケるような気がします。
とりあえずWindows10を再起動しDeleteキーを押して
BIOSの設定に入ります。
私の環境は自作機でASUSのマザボにWindows10 PRO 64bitです。
BIOSをアドバンスドモードに切り替えて「詳細」から
「システムエージェント設定」に入ります。
そして「マイクロアーキテクチャ」の「CPUオーディオデバイス」を無効にします。
これでHDMI接続しているモニターディススレイの
オーディオ機能は無効になりました。
私はオンボードのオーディオ機能を元々無効にしてるのですが、
有効にしている場合はこれも無効にしておきましょう。
そしてオーディオインターフェイスの電源をオフに。
そしてPCを起動します。
デバイスマネージャで確認するとオーディオデバイスは表示されていません。
UM-ONEはMIDIインターフェイスなので今回のエラーとは無関係です。
この状態でSampleTank 3をスタンドアローンで起動します。
ASIOに切り替えても文字化けしていません。
どれも電源はオフの状態ですが、
所有しているオーディオデバイス全てが表示されました。(^^)v
ここでオーディオインターフェイス UR28Mの電源をオン。
UR28Mのドライバが読み込まれるまで待って、
SampleTank 3の「DEVISE」をYamaha Steinberg USB ASIOに。
SampleTank 3がUR28Mを認識するとASIOの設定が出来るようになります。
赤枠の「ASIO」をクリックすると
UR28Mのドライバ設定が表示されます。
うまく連動しているようです。(^^)
以後、オーディオインターフェイスの電源を入れなおしても、
パソコンを再起動しても、最初のエラーは表示されなくなりました。
私はモニターディスプレイのオーディオ機能は使用しないので、
このままBIOSの設定で無効にしたままにしておきます。
偶然再現出来て偶然治ったようなものですから、
同じような結果にならないかもしれません。
BIOSの設定などは自己責任で。
何があっても私は一切の責任を負いません。
これは私の環境でのことですから、
全てにおいてこのとおりとはなりません。