1989年にバンドを始めたのがきっかけでギターを弾くことになって35年目となりました。
最初に買ったギターは友人に譲りましたが、最初に買ったベースは今でも手元に残っています。
仲の良い友人と「バンドを組む」ことが先に決まり、担当楽器は・・・多分くじ引きだったと思います。
ドラムはその家の住宅環境と「裕福度」できまりましたが。
最初に買ったギターは雑誌掲載の初心者セット
最初は少年雑誌に掲載してある初心者ギターセットでアンプとギター、シールド、音叉、ピックのセットでした。
29,800円でAria Pro IIのストラトシェイプのギター。
アンプはクリーントーンのみでドライブやゲインは無いので、エレキギターのドライヴサウンドが出ず、購入元に「壊れている」と電話した記憶があります。
その際にエフェクターというものが別売であり、そのエフェクターを購入し足していくことで様々な音色が出せるということをその時に知りました。
最初に買ったエフェクターはYAMAHAのディストーションでした。
するとどうでしょう。
アンプからCDで聴いているようなエレキギターの音がするではありませんか。
感動しました。
チューニングはセットに入っていた音叉で行うのでしたが、聴こえてくるどの状態が「合っている」のか「違っている」のか、はたまた、「高い」のか「低い」のかも判りませんでした。
1弦もしょっちゅう切っていました。
私のチューニング方法はアルフィーのメリーアンのイントロを弾いて、音程が合っていそうなら、それを基準に他の弦を「補正」するという方法でした。
田舎ですので、楽器屋さんまで自転車で1時間半です。
電話も黒電話で長電話は親に叱られていた時代です。
楽器屋さんにチューニング方法を聞いても電話では伝わらないので、電話でギターの音を聴いてもらって「高い」「低い」と指導してもらっていました。
ギターのケーブル、シールドとも言われますが、セット品のシールドはお粗末なものでした。
夜にギターを弾いていると、ギターケーブルがアンテナの役割となって、タクシー無線がギターアンプから聴こえて来るのです。
最初は本気で心霊現象かと思いました。
楽器屋さんの勧めもあって、先のディストーションとチューニングメーターとシールド、あとは切れやすい1弦と2弦をたくさん買いました。
この時に「ギターはお金が掛かる」と思い、バイトを始めることになりました。
いま調べましたが、最初に買ったディストーションは「DI-100」という型番でした。
1990年頃に練習スタジオにあったギターアンプ
ギターを始めた翌年には毎週スタジオでバンド練習を行っていました。
楽器屋さんの「掲示板」では、ギター募集とか、ボーカル募集とか様々なメモ書きが貼られていました。
毎週通っていたいた楽器屋さんには、YAMAHAのギターアンプ、ジャズコーラスJC-120、アンプヘッドも含め3段のマーシャルアンプが置いてありました。
いつもマーシャルを使っていましたが、チューブアンプは「スタンバイ」が必要なことを店長さんに最初に教えてっもらった記憶があります。
ゲインを上げても歪まず、エフェクターを使うとザーっというノイズがうるさく。
シングルコイルのせいだと。
ハムバッキングのギターではそこまでノイズは出ないよと。
近年になってやっと解消された「リアピックアップシングルコイル嫌い」の始まりでした。
一生懸命バイトをしてHSH配列のYAMAHA RGZ III M を購入しました。
その頃には足元に5~6個のエフェクターをコピーするバンドに合わせて組み合わせるようにように、総勢何十個のコンパクトエフェクターが家中に転がっていました。
自己所有だけでなく、同級生や、他校のギターを弾く人、先輩から借りたものなど、もうどれがどれだかわからないくらい。
その頃、PERSONZのコピーバンドをやっていたので、本田毅さんのサウンドを真似るためにコーラスやピッチシフター、ディレイが必要だったので助かりました。
・・・ということはシングルチャンネルのギターアンプだと、歪みはエフェクター頼みとなります。
マルチバンドディストーションやターボ付きのオーバードライブやディストーションのお世話になりました。
同時にエックスのコピーバンドもやっていました。
この場合はアンプで歪みを作ることが多いのですが、当時のギターアンプの歪まないこと。
結果、エフェクターでギターの信号をブーストしてアンプで歪ますことをやっていたのです。
最近のギターアンプの凄いところは、ギターアンプだけでハードロックやメタルに対応できる「歪み」を作れることです。
マルチエフェクターのアンプモデリングでもモデリングアンプだけで結構ひずむことは凄いと思います。
良い時代ですね。
今でも当時のエフェクターが販売されています。
SD-1やIbanez TS9ですが、これらがなくてもアンプだけでいけるのです。
でも昔のアンプのモデリングにモデリングのOD-1やTSでブーストすると、昔懐かしいハードロックの音が手に入ります。
当時の高級アンプのモデリングに実機のSD-1やTS9をセンドリターンすると更に昔聴いたCDの音がするのです。
オリジナル曲の場合はマルチエフェクターでモデリングアンプ1本で歪みを作りますが、遊びで弾いたり、80~90年代の音を作りたい場合はモデリングペダルとモデリングアンプを組み合わせてドライブサウンドを作っています。
それでも飽き足らず、昨今は昔購入したSD-1やTS9の現代版を購入して、センドリターンに挟んでサウンドを作っています。
昔購入したエフェクターを全部手元に残していればと最近思っています。
近年は原点回帰中です
数年前にBOSS SD-1を再度購入したのをきっかけに昔を懐かしく思い、
最近、Ibanez Tubescreamer TS9 を購入して、3シングルコイルのストラトシェイプのギターで当時の曲を弾いて遊んでいます。
現在は、シングルコイルサステナーを搭載しているギターです。
PERSONZをよく弾いています。
このギターはエックスや陰陽座を弾くときに使っています。
これはエックスを弾くときですね。
メーカーより見た目が重要です。
ちなみにこれはB.C.リッチです。
このギターはオリジナル曲を弾くときに主に右チャンネルで弾いています。
左チャンネルは先のテレキャスターシェイプのPTカスタムを使うことが多いです。
最近は曲を作っているより弾いている時間の方が断然多いですが、それでもギターを弾く用のオケを作るのにDTMは重宝しています。
CDや取り込んだ音源に合わせて弾くのも楽しいですが、ギターマイナスのオケを作って、それに合わせて弾くとなかなか楽しいものです。
今はもうあの頃のように弾けませんが「なんちゃって」で雰囲気を楽しみながらのギターライフとなっています。
ひさしぶりに「徒然なる日常」の更新でした。
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