音は個人的主観による好みの問題であるので、
高価なギターが全てにおいて最良という訳ではありません。
もちろん趣味の範囲という大前提があってのお話ですし、
ピンとキリを比べている話でもありません。
中堅下限あたりと上位機種くらいでのお話です。
手持ちのギターで「リフを弾く」に限っていえば、
SchecterのPTを使うことが多いです。
理由は、中域が太く、サステイン、倍音も充分だからです。
アイバニーズのj.costomと比較すると
ボディ材:マホガニー
ボディトップ材:メイプル
ネック材:メイプル
フィンガーボード:ローズウッド
リアピックアップ:ハムバッキング
ここまでの仕様は同じですが、
材のランクや厚み、パーツの品質や精度は異なるでしょう。
その他の異なる点は、
ブリッジ(トレモロの有無)、質量、スケール、
ピックアップ、サーキットなどです。
リアピックアップは、
j.costomがDimarzio:Tone Zone(Alnico 5)
PT COSTOMがSeymour Duncan Design HB102(Alnico 5/廉価版SH-4JB)。
このピックアップの違いは大きいかも知れません。
それでも廉価版SH-4JBがDimarzio Tone Zoneと比較して
ガッツがあるとも思えませんし、
そもそもSH-4JBはガッツタイプではありません。
では印象につながる決定打は何か。
調べていたらイライラしてボディを叩きました。
「この違いかも?」と思えることを発見です。
j.costomはボディを叩くとピックアップを通した音は「ゴン」です。
PT COSTOMは極端に表現すれば「ゴォ~ン」です。
密度の高いj.costomのマホガニーボディではスッキリとタイトです。
クリアで芯がある、粒が揃っているとも表現できます。
比較して安価なPT COSTOMでは衝撃がボディ内で少し反響している感じです。
叩くのを止めて弦を弾いてもこの反響に似た成分は存在しています。
この違いはまさしくそれぞれの音の印象の違いと一致しています。
PT COSTOMの中音域が太く、歪ませた時にワイルドであるのは、
この「ボディ鳴り」の違いによる影響が大きいのだと思います。
リフに限ってはスッキリよりコッテリ好きの私。
この成分がたまたま好みの音の印象に寄与していたのでしょう。
それでも過ぎたる「ゴォ~ン」は、曇った音、ボヤけた音、
締りのない音になるので、PTの「ゴォ~ン」は丁度よい
「ゴォ~ン」なのでしょう。(^^)
擬音だらけで何を書いているのか判らなくなりましたが、
ランクの高い材の音が好みの音であるとは必ずしも限らない。
全てに於いて高価なギターが「自分の好み」とは限らない。
というお話でした。(^^)
コメント
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う~ん。
ギターを買おう(1年後)としている私には、とても興味深い記事でした~。
(*^▽^*)
自分の好みの音は何なのか、じっくり選んでみるのもいいかも。ですね。
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m20ritsu さん、こんばんは。
私は楽器屋さんに良くと必ず何か試奏しています。
店員さんは「またか」と思っているでしょう。(^^;
でも「時々買っているから許してよ。」です。
弾かなきゃ判らないから何も買わないよと強気です。(^^)
録音となるとアイバニーズも多用するのですが、
お遊びも含めて一番手に取っているギターは「PT」。
弾いていて楽しいのが一番の理由です。(^^)