今回は、ベースの奏法について。
ベースを弾くには、「ピックで弾く」か「指で弾く」となります。
歯で弾く、ドリルで弾くも面白いですが。(^^;
まずは、「指で弾く」について。
指で弾くにも幾つかの奏法があります。
・ツーフィンガー
・スリーフィンガー
・スラップ
ツーフィンガー奏法が一番オーソドックスでしょうか。
この奏法で速いテンポの曲を弾ければ相当カッコ良いです。
どれも、リアピックアップ、フロントピックアップ、フィンガーレスト、
もしくは弦の上に右手親指を置いて安定させます。
私は、フロントとリアピックアップの中間よりややブリッジ側。
リアピックアップの少し前くらいの音が好きです。
なのでフィンガーレストを通常の位置から外して、
フロント、リアピックアップの間に取り付けています。
こうすれば、好きな音の位置で弾く事ができるのです。
私は、下手っぴなので、
「人差し指と中指の角度を変えて音を変える」というのが、
どうも苦手です。
弦に対して素直で弾く場合は、指を置いた位置になります。
フロントかリアピックアップ、フィンガーレストですね。
この位置より別の位置で音を出そうとすると、
指が弦に対して斜めにならないといけません。
こうなると、人差し指と中指の長さの違いによって、
馴れない弾き方になるのです。
人差挿し指と中指って長さが違いますよね。
本当はやや斜めに構えたほうが指先が揃うので、
弾きやすいと思うのですが、私は苦手です。(^^;
ベーシストさんなら簡単なことでも、
ギター弾きの私には難しいのです。
なるべく簡単に、練習時間も少なめで
録音に耐える音を出したいのです。
指で弾く奏法でアルアイレ奏法とアポヤンド奏法があります。
クラシックギターやアコースティックギターなどを
経験された方はご存知と思います。
アルアイレ奏法は、弦を弾いた後の指は空中にあります。
アポヤンド奏法は、弦を弾いた後の指は上側の弦に当たって止まります。
アルアイレ奏法は軟らかい音。
アポヤンド奏法は力強い音と言われています。
ベースの場合、4弦を弾いた後、アルアイレ奏法の場合は空中で、
アポヤンド奏法の場合は親指に当てて止めることが多いです。
良いか悪いかは別として、
私はアポヤンド奏法で4弦の場合は親指に当てて止めています。
要は弾きやすさと出音で判断しても良いのかと思います。
最後はスラップです。
チョッパー奏法ともいいますが、私以上の年代かつ日本のみの呼び方です。
正式には、Slapping & Popping または指の使い方を用いて
Thumbpin’&Pluckin’といいます。
Slapping & Popping奏法を短縮した呼び方がスラップ奏法です。
スラップは親指で弦を叩く(サムピング)、人差し指や中指で弦を引っ張る
(プリング)を組み合わせて演奏します。
また、親指はピックでいうオルタネイトピックングのように、
親指をダウン(サムダウン)とアップ(サムアップ)させる場合もあります。
また、ゴーストノートを入れる事でグルーブを生み出します。
例えば、左手で弦に触れたままサムピングします。
ギターでいえばミュートカッティングでしょうか。
また、左手で弦を叩くことも多いです。
右手でのゴーストノート、左手でのゴーストノートを連続で行なえば、
高速なゴーストノートを音符の間に入れる事ができるので、
リズムキープが容易になったり、グルーブをコントロールできます。
スラップのコツは、右手は手首のスナップを使います。
そして右手は一定の形を取らず、人差し指などのプリングの際は、
右手をクッと握る感覚で行なえば、サムピングした後に人差し指を
良い位置に持ってくることができます。
あと、私はゆっくりとしたバラードで音を伸ばすフレーズが多い曲では、
ツーフィンガー等に拘らず、親指でユッタリと弾く事も多いです。
ギターでもピックの形、持ち方、弾き方(垂直の上下、サークル)などが
あるように、ベースにも様々な弾き方があります。
DTMでベースを打ち込む時も、
こんなことを考えながら打ち込むと楽しいですし、
実際に弾いてDAWに録音する時も、欲しい音によって使い分けることが
できれば完成度があがることと思います。
私は下手なので、聞けないレベルを何とか聞けるレベルにする為に、
結構あれこれ意識して弾くようにしています。
ここまでやったら、あとは細かい事は気にしない。(^^♪
他の楽器と混ざると「アラ」は何とか隠せるだろうと(^^;
何かの参考までに。