過去にHSHレイアウトの配線図(リンク付)と
ピックアップセレクターの動作(リンク付)について書きました。
今回は、ストラトキャスターなどの3シングル。
いわゆる3Sレイアウトの配線図です。
ピックアップセレクターは「5WAY」ですので、
セレクタの動作とピックアップの接続は上図のようになります。
トーンポットには、0.047μFのコンデンサーとしていますが、
オールドではあまり使いません。
オールドは、0.1μFか0.05μFあたりで
’70sストラトは0.1μFだったような・・・記憶が確かではありません。(^^;
最近はシングル0.047μF、ハム0.022μFが良く使われているようです。
数値が大きい程、トーンを絞った時にモコモコした音になり
数値が小さいと明るいというか輪郭が残ります。
最近はセラミックコンデンサーを使ってますが、
昔は、オイルコンデンサーやフィルムコンデンサーを
使っていました。余程こだわらない限り入手しやすい
セラミックでも良いと「私」は思っています。
オレンジドロップ、ビタミンQ、バンブルビーに
ブラックビューティー等が有名どころです。
コンデンサーは数百円から買えるので、
数種類買って好みの音を模索しても面白いかも知れません。
また、ボリュームポット、トーンポットには500kΩと250kΩが
良く使われており、数値が大きいほど良く効きます。
シングルコイルは 250kΩ、ハムバッカーは500kΩが一般的です。
ポットにはカーブにAカーブ、Bカーブというものがあり、
上の図のようにAカーブはツマミの動作に対して直線的に
Bカーブは山なりの曲線となります。(聴覚上)
上の図は聴覚上のカーブを書いています。
実際のポットはBが直線の性質を持ち、Aが曲線の性質を持ちます。
これは抵抗の特性からみた曲線又は直線です。
AorBの選択は好みの問題ですが、
数値の大きなコンデンサとBカーブの組み合わせを選択すると
トーンポットを少し回しただけでかなりコモった感じになるので
ご注意を。
もし、所有しているギターの音質改善やリペア、改造などを
考えておられるなら、ピックアップ交換ほどの効果は期待できませんが、
ポットやコンデンサ、配線のリペアも多少の効果は期待できます。
安価なので実験気分で如何でしょう。(^^♪
その際は、上の図よりも現在施されている配線を書き留めてください。
配線は様々な種類があるので、全て上の図とは限りません。
配線方法は違えども、電気的に全く同じ配線パターンも存在します。
何かの参考までに。
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