テンションについて書いてみます。
弦のテンションはスケールとチューニングと弦の太さのみによって変化します。
0.09と0.10では太いゲージの0.10の方が
音にハリやコシが出ますが逆にテンションが高くなります。
細い弦に替えると、各弦の音のバランスに注意する必要が
ありますが、一般的に細いゲージは弦の振動幅から倍音成分の
影響でハリやコシが低下する印象を持ちます。
では、その他の要因でテンションは変化するのでしょうか。
実は最初に書いたとおり弦のテンションは、
スケールとチューニングと弦の太さのみによって変化します。
ナットの高さやブリッジ高さは弦そのもののテンションに影響は無く、
弦高が高くなったのでボディ側に弦を「押さえる」力が余計に必要に
なっただけで弦のテンションとは別の問題です。
またトレモロがフローティングであった場合、
チョーキングは軽く感じますが、シンクロナイズドトレモロの
スプリングを締めると、トレモロはボディ方向に力が加わっています。
この状態でチョーキングすると、その力の影響を受けて
フローティング時と比較して弦を押し上げる力が最初に
強く必要になります。
チョーキングの最初に必要な力が多くなる分、
テンションが高くなったように感じますが、
上に押し上げる力の掛け具合が変わっただけです。
ネック-ブリッジ間の弦テンションは変わっていません。
ネック-ブリッジ間のテンションが変わるという事は、
チューニングが変わるという事になります。
弦を変えるとテンションが変わる。
同じ0.09でも微妙に誤差があれば変化を感じることは
あると思います。0.10と0.09で感じる変化は0.01という
数字以上のものがあるので、僅かな誤差でも変化を
感じる事はあるのでしょう。
また、弦を押さえたりチョーキングする際に、
指先の形に弦が変形する為に関係する、
弦の曲げ方向に係る硬さの違いも変化として感じます。
これらはも弦のテンションには関係ないので、
指ざわりや演奏性に分類されることなのかも知れません。
何かの参考までに。
コメント
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音、テンションで一番好みなのは、ロングスケールで009-042のセットなんですよね。
でも、自分の手の力を考えると、ミディアムスケールで009-042のセットで、今のところ落ち着いています。
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TK さん、おはようございます。
私もロングで009-042が一番の好みですが、
ギターを始めた頃は009-046のヘビーボトムを使っていました。
最近はミディアムスケールの塊感も気に入っていますが、
和音を弾いた時の響きはやはりロングスケールですね。(^^)