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RYZEN7 1800XとASUS PRIME X370-PROでのコントローラー別USBポート計測結果-1

2017/06/11

RYZEN7 1800X+ASUS PRIME X370-PRO 不具合について」で書いたとおり、USB関係が少々不安定な状況です。

その後、遅れて到着した電源ユニットに交換していますが症状に変化はありません。

そこでCPU、チップセット、コントローラー、増設ボードの別でUSB転送について計測してみました。

また、比較参考としてINTEL i7 4770KとASUS Z87M-PLUSでも計測してみました。


Crucial「RealSSD C300 64GB」

Crucial「RealSSD C300 64GB」

使用したドライブは Crucial「RealSSD C300 64GB」、2010年発売のSSDでSATA 6Gbps対応のTrimコマンドに対応したMarvell製のコントローラが搭載されたSSDです。

メーカー公称値はRead 355MB/s Write 75MB/s です。

押し入れに眠っているものを起こしてきました。(^^;

まずは初期状態とするためにコマンド プロンプトから diskpart の clean を実行しています。

初期化したRealSSD C300 64GBをUSB3.0に対応したドライブケースに入れて、それぞれのUSBポートに接続し、ベンチマークしています。

CrystalDiskMark5_1_2

計測に使用したベンチマークソフトはCrystalDiskMark5_1_2。

古いバージョンとは計測内容と計測結果の並びが異なります。

まずは、基準となる値を得るためにSATAポートに接続してベンチマークしてみました。

diskpart の clean を実行することでメーカー公称値のRead 355MB/s、Write 75MB/s という購入時の性能を取り戻しています。

ASUS PRIME X370-PROのUSBポートでベンチマーク

ASUS PRIME X370-PRO

ASUS PRIME X370-PROのバックパネル、ボード上から取り出せる RYZEN 1800X、X370、ASMediaコントローラー、

AREA 4 WING 2 SD-PEU3R-4E

そして増設したAREA 4 WING 2 SD-PEU3R-4EのUSBポートでも計測しました。

バックパネル:RYZEN 1800X/AMD X370/ASMedia での計測結果

ASUS PRIME X370-PROのバックパネルと対応するコントローラーです。

RYZENのUSB3.0では4K Q32 TIと4Kの書き込み速度が明らかに他のポートの結果と異なります。

また ASMedia のUSB3.1ポートでは4K Q32 TIの読み込み、書き込み速度がX370と比較するとベンチマーク結果の傾向が異なります。

SATAでの結果を再掲します。

 SATARYZEN7-1 USB3.0AMD X370 USB3.0ASMedia USB3.1RYZEN7-2 USB3.0
Seq Q32TI Read374.5227.7272.7229.1257.4
Seq Q32TI Write77.9177.7278.1878.1477.78
4K Q32 TI Read188.087.82100.620.2788.34
4K Q32 TI Write77.314.75164.3732.034.750
Seq Read355.4267.5267.4261.5267.4
Seq Write73.4172.5674.0374.0472.77
4K Read31.1821.0220.8918.8021.19
4K Write59.534.51627.4227.214.515

これを見るとAMD X370のUSB3.0ポートが一番安定していると考えることができます。

マザーボード:RYZEN 1800X/AMD X370/ASMedia での計測結果

マザーボードの基板上には AMD X370からのUSB2.0×4、USB3.0×2、USB3.1×1がありますが、このうちUSB3.1ポートは使用していないので計測していません。

また参考としてSATA(再掲)と、別途購入したUSB3.0拡張ボードAREA 4 WING 2での計測結果を加えています。

AREA 4 WING 2と比較すると、バックパネルでの結果と同じくAMD X370からのUSBポートには問題は無いようです。

 SATAAMD X370 USB2.04 WING 2AMD X370 USB3.0
Seq Q32TI Read374.543.59271.8272.8
Seq Q32TI Write77.9136.7377.9977.99
4K Q32 TI Read188.031.4394.33101.3
4K Q32 TI Write77.3125.3765.5667.30
Seq Read355.443.00267.6268.2
Seq Write73.4131.2574.0373.83
4K Read31.1814.4521.3820.72
4K Write59.5315.1526.5027.47

表にまとめてみました。

参考:INTEL i7 4770KとASUS Z87M-PLUSでのベンチマーク結果

INTEL i7 4770KとASUS Z87M-PLUSでのベンチマーク結果と各再掲です。

INTELのZ87を搭載するマザーボードと比較してもX370のUSBコントローラーの計測結果に違和感はありません。

RYZEN7 1800XとASMediaのUSBコントローラのベンチマーク結果はZ87のボードとAMDX370のUSBコントローラーと比較して傾向が大きく異なる測定結果となっている箇所があります。

マザーボード基板上のAMD X370 USB2.0ポートとINTEL i7 4770KとASUS Z87M-PLUSでのバックパネルのUSB2.0ポートの比較です。

ベンチマーク結果は測定誤差の範囲と考えて良いでしょう。

現段階ではUSB関連に不具合がありそう。

RYZEN7 1800XとASUS PRIME X370-PROの組み合わせ、かつ、私の環境ではという前置きで、現段階でRYZEN7とASMediaのUSB関連に問題が残っていると考えることが出来そうです。

これがPRIME X370-PRO固有の問題なのか、私の環境の問題なのかは分かりません。

BIOSは現時点で最新のPRIME X370-PRO BIOS 0504、チップセットはChipset driver 5.12.0.31、ASMediaのドライバはAsmedia USB driver 1.16.38.1です。

不具合、問題と書くとアレですが、まだ最適化が進んでいないとか、最適化の余地があると書いた方が無難でしょうか。

開発の立場だとそうかもしれませんが、購入者にとっては製品なので不具合でもあり、問題なのです。(^^;

とは言っても、発売当時は「鬼門」と呼ばれていたマザーボードも後にBIOSやドライバなどの更新で「神板」と呼ばれることもあるので、現時点での判断は難しいですが。

ベンチマーク計測時の各ドライバの状況です。

他にもある問題点:切断と接続

速度の面ではRYZENとASMediaのUSB関連に問題がありそうな結果となりましたが、その他の問題としてUSB機器が切断と接続を時々行うことが発生します。

各USBポートにUSBメモリを挿した状態で暫く放置すると、切断され、そして再接続したUSBポートに挿しているUSBメモリのウインドウが表示されます。

この現象は極々たまに。。。という状況ですが、私の環境ではマザーボード上のUSB3.0ポートから引き出しているメディアベイで発生する確率が高いのです。

メディアベイなので所謂ハブを繋いでいる状態です。

もしかしたらUSB3.0ポートとUSB3.0ハブの相性が良くないのかもしれませんが。(^^;

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