ディグリーネームを覚えると、コード進行を作る時に便利です。
「ドレミ」は「CDE」。
ここまではOKだということで進めます。
「トライアド」これもOKでしょうか。
トライアドとは、1,3,5度により構成された和音です。
Cから音階を並べると、CDEFGABC。一巡しました。
では、Cから数えて1個目、3個目、5個目の音は何でしょう。
CEGですね。はい、コードネーム「C」です。
Aなら、ACE。これはこのまま読めば「Am」です。
では、どうやったらメジャーやマイナーになるのか。
これはディグリーネームというものを暗記します。
「1-2-3-4-5-6-7-8」
これを、
「Ⅰ-Ⅱm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ-Ⅵm-Ⅶm-Ⅰ」
このように覚えます。これがディグリーネームです。
全て覚える必要はなく、1~8(1)のうち
2367がm(マイナー)と覚えれば楽です。
では、ディグリーネームから使えるコードを算出しましょう。
ここでは簡単に「C」を使います。
Cから8つ音階を並べます。
C-D-E-F-G-A-B-C
なので、ディグリーネームにあてはめると、
「C-Dm-Em-F-G-Am-Bm-C」
こんな感じになります。
「E」では、E-F#m-G#m-A-B-C#m-D#m-E
使えるコードが判りました。
では、良く使用されるコード進行に当てはめてみましょう。
循環コードといわれるものです。
Ⅰ-Ⅵm7-Ⅱm7-Ⅴ7(1625)
Cから始めると、「C-Am-Dm-G7」
Ⅰ-Ⅲm7-Ⅱm7-Ⅴ7(1325)
Cから始めると、「C-Em7-Dm7-G7」
この他にも様々な循環コードが存在します。
「循環」なので、終りまで行くと最初に戻ります。
AメロやCメロ(サビ)には持ってこいのコード進行です。
この2つだけを覚えても、CからBまで7×2=14種類のパターンを
覚えたことになります。
ディグリーネームを数種類覚えて、
循環コードを「1625」とか「1325」と覚えておけば良い訳です。
ネットで調べればいくらでも循環コードを紹介している
サイトがあるかと思います。パターンをメモしておきましょう。(^^♪
さて、ディグリーネームに書いていない「7」の記載が
循環コードに出ています。
これは、トニック、ドミナント、サブドミナントに対する
代理コードにあたりますが、長くなるのでまた別の機会にでも。
曲を作る際に、メロディ先行型、コード進行先行型とかいって、
何を先に作って肉付けしていくかは、人それぞれですが、
コード進行にあっては、セオリーというかある程度の法則が
あるので、実は「パズルのようなもの」なのです。
先程のディグリーネームや循環コード進行のパターン集、
T(トニック)-SD(サブドミナント)-D(ドミナント)の関係と
使える代理コードをメモしておけば、大体の曲のコード進行が
作れますね。
コードは難しくすればキリがないですが、コードが簡単なものでも
名曲と呼ばれる曲は数えればキリがないほどあるのです。
いや、実は簡単なものに多いのかも知れません。
何かの参考までに。
コメント
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毎度。GWいかがお過ごしですか? 。
「数学は理性の音楽であり、音楽は感性の数学である」
シルベスターという数学者の遺した言葉です。
なるほど、と唸ってしまうような、実に納得のできる言葉です。
本当に音楽というのはよくできた数学パズルですね。
多くの順列組合せから成り立っていることがよくわかります。
(まさに”Logic”だなぁ、とか爆笑)
前後しますが、12st、実にいい雰囲気ですね。
楽器に対する愛情って、本当に擬人化してしまいます。おかしなモンで。
感情のあろうはずもない「道具」である楽器が、演奏者がわざわざ擬人化してまで注ぐ愛情に「応えて」くれるその瞬間の感動たるや。
音楽の醍醐味というヤツですかねぇ。
その醍醐味を我々に与えてくれる、長い間連れ添った「相方」、ってな感じでしょうか。
ぜひ大切にしてあげてください。
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いつもどうもです。
>毎度。GWいかがお過ごしですか? 。
決算やらに大忙しです。(^^;
GW中の休日は1日といったところでしょうか。
7th-lab さんも今は5/4の準備で忙しい折ですね。
拝見したいので是非動画のUPをお願いします。
音楽はLogicと目くばせ(CUBASE)、心CUBASE。(^^♪
阿吽の呼吸でのアンサンブルがカッコいいですね。