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倍音の不思議

目の錯覚(トリック)については、よく知られているところです。
では、DAWにおける耳の錯覚について少々。

差音と倍音について
上の図は、先日の周波数解析で見たベース4弦の開放(E1)を弾いた時に
なっていた倍音を表にしてみました。

実際弾いた4弦開放 E1(41.203Hz)の事を基音といい、上音にある音を
倍音(ハーモニクス、オーバートーン)といいますが、
人間の耳は倍音しか聞こえなくても、そこから聴覚上「基音」を作って
聞いています。倍音から作り出した基音のことを「差音」と呼びます。

例えば、車で音楽を聴く場合、様々な騒音が邪魔をして中低音が
聞き取りにくいと思います。それで、サブウーハーを付けたことにしましょう。

このサブウーハーは、80Hz~120Hzあたりを調整できるものが多かったり、
カーステも80Hz付近が低音のEQだったりします。

さて、4弦ベースの最低音はE1(41.203Hz)です。
もっと下の周波数を調整すべきだと思いませんか?

以下、私の想像です。
正しい理論や理屈はその筋の専門家に聞いてください。(^^♪

41Hz付近を聞こえるまで増幅すると多分ですがエライことになります。(^^;

もう音楽でなくなるような気がします。低周波振動で運転どころでは
ありません。想像ですが。

そこで、倍音成分を整えて、聴覚上「基音」を「差音」で作ります。

多分こんな感じだと思います。(^^;

実際、ベースの低音が弱いとき、経験上から倍音成分の周波数帯域を
持ち上げたり、エキサイターで倍音をつけたり、アンプにとおして
倍音付けたりとしてました。

なので、私の経験上の理解は
「遠からず近からず」「概ね」「大筋」のレベルで合っている
気がします。

高校生の時に音楽の先生から、差音というものは聞きましたが
音楽でのその使い方や応用についても聞いておくべきだったと
少々後悔。もうひとつ、倍音は基音の下にはでない。とも聞きました。

聞ける人がいたうちにもっと聞いておくべきだったと、
学生という環境の有難さを社会人になって感じております。

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