先日、NETDUETTO(リンク付)について書いた時、
ネットデュエットのレイテンシーは30msec以下との記載があって、
これは10m程離れた相手とセッションを行う感じ。
という記事を書きました。
何故、レイテンシー30msecは10mなのか?
音の速度について疑問を持ったので、少し整理しました。
まず、この疑問を解決するためには、
音の速度について整理する必要があります。
音の速度は、1秒間に340m(340m/s)と言われています。
1秒の1/1000が1msecなので、340m/s÷1000=0.34m(1msec)。
なので、30msecは 0.34m×30=10.2m となります。
上の計算方法で他のレイテンシー値を使って計算すると
レイテンシー20msec=6.8m
レイテンシー10msec=3.4m
何故 音の速度は340msなのか
これは国際的な決まりごとがあるようで、
気温15℃、1気圧の状況での音の速度は340msであることが決まっています。
正確には、340.31msです。
時速に換算すると、
340.31ms×60(分換算)×60(秒換算)=1,225,116m
キロに換算して、
1,225,116m÷1000=1,225.116キロ
音速は便宜上、「時速1,225km」とされています。
マッハは時速何キロか。
マッハは音速の何倍かを示す単位なので、
マッハ1=時速1,225km(音速の等倍)
マッハ2=時速2,450km(音速の2倍)
このような感じとなります。
しかし、実際の戦闘機が飛行している高度に於いては、
気温15℃、1気圧の状況ではないので、物理現象としての音速とは異なりますが、
便宜上、地上速度を適用しているようです。
さて、レイテンシーと演奏距離について書いていたつもりでしたが、
後半は別の話となってしまいました。(^^♪