願いは一つ。
本当の意味でこの事故が終息することである。
平成24年7月5日、国会事故調査委員会は
約半年間の調査活動の結果を報告書として両院議長に提出した。
この報告書は本編の他、住民・従業員へのアンケート結果、
参考資料、会議録と併せて国会事故調に掲載されている。
この中の要約版10頁目に、(事故は継続しており)
【「この事故報告書が提出されることで、事故が
過去のものとされてしまうこと」に強い危惧を覚える。】
このように記され、また、11頁では
【今回の事故は、これまで何回も対策を打つ機会があったにもかかわらず、
歴代の規制当局及び東電経営陣が、それぞれ意図的な先送り、不作為、
あるいは自己の組織に都合の良い判断を行なうことによって、安全対策が
取られないまま3.11を迎えたことで発生したものであった。】
そして、12頁には
【今回の事故は「自然災害ではなくあきらかに「人災」である。】
※【 】内は報告書[要約版]より引用
ここまで強く記され、結論としてまとめられている。
まだまだ読み進めてる最中であるが、
国会事故調のホームページに掲載されているので、
誰でもその内容を知ることができる。
あの時、「なにが起こっていたのか。」を知るには
充分な報告書ではないだろうか。
私は関西在住で被災者ではない。
しかし、同じ国民としてあの日の光景を私は決して忘れない。