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UVI Digital Synsations

Digital Synsations
KORG nanoシリーズ等にバンドルされているUVI Digital Synsations。

Digital SynsationsはYamaha SY77、Korg M1、
Roland D50、Ensoniq VFXのモデリングシンセです。

収録されているSY77、M1、D50は馴染みのある機種名ですが、
ENSONIQ VFXは80年代後半に小室さんが使っていたので
VFXの音色を聴けば思い出す方もあるかもしれません。

KORGの記載を見てみるとフル・バージョンのバンドルのようで、
UVIのサイトでは199ドルとあるので約2万円くらいでしょうか。

なかなかの太っ腹です。(^^)


UVIがSoundCloudで公開しているDigital Synsationsのデモです。

80年代~90年代の香りが満載の音色ですね。(^^)

個人的には
4曲目のShowcase by John Parkins、
5曲目のThe New Life Instrumental Edit by The Circuit Symphony、
このあたりがお気に入りの曲調です。

5曲目にボーカルが入ったものが
10曲目のThe New Life by The Circuit Symphony。

時間の無い方は10曲目のデモを聴けば
UVI Digital Synsationsのイメージが掴みやすいかも。

DigitalSynsations.jpg
UVI Digital Synsationsに収録されているプリセットは 501プリセットで、
最近のVST音源と比較するとプリセット音色は控えめと言えます。

YAMAHA SY77
しかし、1989年に発売された
YAMAHA SY77(300,000円)でも波形メモリは4MB。
最大同時発音数はAWM2 16音+AFM 16音 計32音で、
プリセット音色は128音色、インターナル64音色、カード64音色。

30万円するシンセサイザーでもこの程度の時代でした。

4種のシンセで501プリセット。
この時代のシンセとしてはけして少なくないのです。

しかしダウンロードする音色ライブラリは約10GBです。(^^)

Digital SYNSATIONSのダウンロードやインストールは
時間に余裕のあるときに行いましょう。


では、Digital SYNSATIONSの音はどれだけ実機と似ているのでしょうか。
UVI Digital SYNSATIONSと実機のENSONIQ VFX サウンド比較デモです。

UVI Digital Synsationsのシステム要件は、
Mac OS X 10.7 または 10.8(64-bit/32-bit)
Windows 7 または Windows 8(64-bit/32-bit)
対応フォーマットは、Audio Units、RTAS、AAX、VST。

動作確認済みのDAWは、
MOTU Digital Performer 7 & 8、ProTools 10 & 11、
Logic 9 & X、Cubase 7、Ableton Live 8 & 9、
Studio One 2、Garage Band 6、Maschine 1.8、Tracktion 4、
Vienna Ensemble 5、MPC Renaissance 1.3など。

以前はiLokキーを使用してライセンス管理が行われていたようですが、
現在はiLok License Managerというソフトウェアでも
ライセンス登録できるようです。

ただ、UVI Digital Synsationsのインストール手順が
少々ややこしいのでまとめてみます。

1 KORG http://korg-license-center.com でPINコード入力、
Digital Synsationsのシリアルナンバーを確認する。
2 UVIのサイトでサイトでユーザー登録。
3 iLockのサイトでサイトでユーザー登録。
iLok License Managerをダウンロード。
4 UVIのサイトでUVI Workstationをダウンロード。
同じくDigital Synsationsをダウンロード。
約10GBでしかも rar形式で圧縮されています。
RARに対応した解凍ソフトも入手しておきましょう。
5  これらのインストール。
6  iLok License ManagerでDigital Synsationsを認証。
7  UVI Workstationを起動して解凍した音色ライブラリ
Digital Synsationsの格納先パスを指定する。

これでUVI Workstationで
Digital Synsationsの音色を使用することが出来ます。

登録やらダウンロード、インストールに多少の根気を要します。(^^;

Digital Synsationsの使い方は簡単。(^^)

UVI Digital Synsations
音色を選ぶのも簡単。

そういえば特に音色数の多いソフトウェアで思うのですが、
マウスで音色を選ぶのも簡単で良いのですが、
右手で鍵盤を弾いて音色確認することが多いので、
左手でキーボードの十字キーから音色を移動できれば
便利で良いのです。

しかしそうでないソフトも未だに多いです。
開発している人は気にならないのでしょうか。

Digital Synsations
エフェクターもプリセットから選択できます。

Digital Synsations
これは面白いアルペジエータです。(^^)

プリセットから選択することもできますが、
自分でパターンを作ることも可能です。

シンセサイザーの面白いところは音色を作りこんでいくところです。

正直な話、プリセットされた音色をただ鳴らしても何も面白くないです。
鍵盤を押しただけではつまらない音を感じるかもしれません。

フィルターなどをモジュレーションホイールやツマミ、フェーダーに
アサインして音を作り込んだり、曲中でリアルタイムに変化させてこそ
シンセサイザーの醍醐味なのです。

アナログシンセも同様でグリグリしてこそ本望でしょう。(^^)

Digital Synsationsに収録されているシンセは80年代から90年代の
Yamaha SY77、Korg M1、Roland D50、Ensoniq VFXというシンセです。

最近のDAWに付属しているVST音源と比較して
ハイファイでもなければ斬新でもありません。

でも、当時これらでなければ出せなかった音があることも事実で、
40代前後であのバンドブームを経験した方には懐かしい機種が揃った
UVI Digital Synsationsではないでしょうか。

バンドルされる機器はtaktile,TRITON taktile,microKEY,nanoシリーズです。

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