Tek’it Audio MScontrol
MScontrolはMidとSideも別でソロ、ミュート、ゲイン、パンニング、位相反転が可能なMS処理に関するプラグインです。
無償となっていたので入手しておきました。(^^)
MS処理とは?
通常、DAWではL/Rで信号処理を行います。
これをMidとSideの別で処理を行うことをMS処理といいます。
このブログでもMS処理について何回か書いています。
・MS処理
・MS処理まとめ2015年版
MS処理が可能な無償プラグインは「MS処理まとめ2015年版」でいくつか紹介しています。
有償プラグインでは
Waves Centerはサイドコンテンツからファントムセンターを分離させるプラグインで、センター定位のボーカル等を前に出したり引っ込めたりすることができます。
また、サイドを調整することでステレオ感を調整したり、モノラルの互換性を高めることも可能なプラグインです。
Waves S1 Stereo Imager は、Shuffler、 Imager、MS Matrixの3種類のツールを含むプラグインです。
この中でS1 MS MatrixがMSのエンコーダー/デコーダープラグインです。
Shufflerや Imagerでステレオ幅や傾き、バランス等のステレオ感を調整することが出来ますが、S1 MS Matrixでもっと積極的にMS処理を行うことができます。
話を戻してMScontrol
ざっとMS処理についてと有償プラグインについて書きましたが、Tek’it Audio MScontrolはこのMS処理のうちソロ、ミュート、ゲイン、パンニング、位相反転が可能なプラグインという訳です。
また、無償プラグインでもエンコード/デコード機能もあることからMS処理に興味がある方には重宝しそうなプラグインです。
入手先アドレスは
https://tekit-audio.com/products/effects/mscontrol/
販促メールを受け取ることが条件でプラグインを入手できます。
outlookメールなどでは最初の登録メールが迷惑メールに振り分けられていることがあるので、登録後にメールが届かない場合は迷惑メールとなっていないか確認してみましょう。
Windows版ではMScontrol-Installer.zipで9.33MB程度のダウンロードサイズです。
CUBASE 9シリーズからは64bit版のプラグインしかサポートされていないので、インストールするプラグインは64bitのVST3版だけで良いでしょう。