DAWでMIDI機器を使用してリアルタイムでVST音源を鳴らしたり、
オーディオインターフェイス経由で楽器やボーカルを録音する際、
レイテンシーが大きいとタイムラグが発生します。
かといってレイテンシーを小さくすると録音が途切れる、
再生時にプチプチといった音がするなどといった現象が発生します。
パソコンの能力によって適正な設定が必要ですが、
CUBASEではASIOパフォーマンスメーターによって
リアルタイムで状況を把握することができます。
使用しているVSTプラグイン及びその数にもよりますが、
基本的にASIOパフォーマンスやレイテンシーはCPUの
処理能力に大きく関係します。
あまり大きくないプロジェクトでVSTプラグイン数が少なくても
録音が途切れる、再生時にプチプチとノイズが発生するようであれば、
テイレンシーを大きくして様子をみますが、実用に耐えないような遅延、
音飛び、ノイズが発生する場合は、CPU交換やCPUを交換できない場合は
パソコンの買い替えを検討する時期なのかもしれません。
その前に、DAW、オーディオインターフェイス、MIDI機器、
VSTプラグイン類に最新のアップデートがあるか確認してみましょう。
アップデートによって不具合の改善や、
動作の安定などがみられる場合もあります。
検索サイトで「847 オーディオ処理のためのWindows 7 最適化.pdf」の
キーワードで調べると、Native Instrumentsによる
リアルタイムオーディオパフォーマンスの改善に関しての
問題解決に必要な情報を得ることができます。
日本語で記載された11ページのPDFも用意されています。
そこではサードパーティの解析ツール「DPC Latency Checker」
を用いて、何がオーディオ処理の邪魔になっているか、
それがどれくらいの問題なのかを視覚的に表示する方法が記載されています。
しかしDPC Latency Checkerでは
問題となる機器やドライバまでは判りません。
そこでそのNative Instrumentsのテクニカルシートでは、
次に「LatencyMon」を用いて、その問題における正確な
原因を突き止める方法が記載されています。
それ以外にもオーディオパフォーマンスに関わる
一般的な対策も多く記載されていることから、
一度目を通しておくと良いかもしれません。
今、困っていなくても予備知識が深まります。(^^)
オーディオパフォーマンスに関わる一般的な情報は、
DAWを開発・販売しているメーカーでも提供されています。
CUBASEのスタインバーグ、ProToolsのAvidでも
そのサイトを検索すれば情報にアクセスできると思います。
何かの参考までに。
コメント
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こんばんは^^
私はレイテンシーを大きくして定期的な問題の改善はされましたが、不定期、瞬間的に問題が発生する事が時々ですがあります。
現在のPCは他にも気になる点がありますので新調する事にしましたが、このツールはまた役に立つ時が来るかもしれませんのでチェックしておきます^^
有益な情報、ありがとうございました♪
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アッシュ さん、こんばんは。
VST音源で打ち込みをやっているときは
あまり気にならないのですが
ギター等を録音しているときは
レイテンシーが10msを超えると違和感があります。
そもそも私はかなりリズム感が悪いハズなのに
何故かそれは不思議と気になるようです。(^^;
私はマルチエフェクターを使用していますが、
最近の機種は昔よりタイムラグが気にならなくなったとはいえ
マルチエフェクターを使わない方が使うと違和感があるそうです。
その分も加算されてレイテンシー10msでも
それ以上に感じるのかもしれません。
音の速度は1秒間に340m。
1秒の1/100が10msec。
レイテンシー10msecはたった3.4m離れて
セッションする感覚と同じはずなのに不思議ですね。(^^;