実際のベースの音をシンセベースに似せる方法を書いてみます。
DAWに付属のVSTiにシンセベースの音色はありますが、
そこは実際にベースを弾く者としては可能ならば弾いて済ませたい。
打ち込むより弾いたほうが早いですから。(^^;
CubaseAi4を使って順を追っていきます。
そしてCubaseAI4に付属していないものは使いません。
まずは、元となるベースの録音です。
録音方法は「CUBASE AI4で録音」を参考にしてください。
これでは全体のオケの中でボリュームバランスを取り難いですし、
音量を上げるとノイズ成分まで持ち上げてしまいます。
理由については、
Comp/Limit/Maxiやコンプレッサーに関する記事を参考にしてください。
そして、残響系エフェクトの掛かりも悪くなります。
小さな声では山びこが聞こえない。
小さな声ではお風呂で歌っても気持ち良くない。
こんな感じでしょうか。
しかし、入力音は小さいけど演奏的にはベストテイクだった。
そんな時は、ノーマライズ処理を行います。
ただし、ノイズ成分まで持ち上げるので処理結果が
好ましくない時はあきらめて再演奏しましょう。(^^♪
ノーマライズしたい録音結果を選択し、CubaseAI4のメニューから
オーディオ、プロセッシング、ノーマライズと辿ります。
最大値は0dBで良いです。
プロセスをクリックするとノーマライズ処理が始まります。
さてここから本題です。
実際のベースをシンセベース音色に近づけるには様々な方法があります。
その本の一例です。
トラックの「e」をクリックして、VSTオーディオチャンネル設定を開きます。
そしてVSTプラグインのインサートスロットにエフェクトをセットします。
まずはリミッターで尖ったアタックを潰します。
設定値はお好みで。
インプットを上げてリミッターを作動させ、
処理後の音量をアウトプットで設定します。
次はDaTubeでハイファイ感を抑えます。
この時、バランスを20%以下にすると使い勝手の良い音になります。
次にDualFilterでウォームな音にしたり、ミィンミィン感を足します。
つまみが2つしかないので、設定は各自音で判断してください。(^^;
最後にフェイザーです。
コーラスやフランジャーでも良いですが、お好みで。
これで更に生ベースらしさを軽減します。
さて、キャプチャのマウスカーソル位置にある箇所をクリックして、
インサーションエフェクトを一括してON,OFFしてみてください。
録音された音と随分違って聞こえるはずです。
またそのトラックのみを聞いて変な音に聞こえても、
オケ全体に入れると聞こえが良い場合もあります。
録音後にいくらでもエフェクトの変更ができるのが
DAWの良いところです。
この接続では、生ベースの音がシンセベースの
フレットレス音色に近くなると思います。
最初からVSTiのシンセベースを使えば良いのに、
わざわざ生ベースを使うという、ベース弾きのわがまま設定でした。
だって、弾いたほうが早いんです。(^^;
コメント
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ええっと、w(゚o゚)w
・生音で録音
・必要な場合はノーマライズ処理
・リミッターでアタックを潰す
・DaTubeをちょっぴり掛ける
・DualFilterでミィンミィン言わす
・揺れ系のエフェクトを掛ける
これでいいのですね?
にゃるほど。
参考にさせていただきます。
(*^▽^*)
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M20ritsu さん、こんばんわ。
> これでいいのですね?
エッセンスだけ書けばそうなります。
OKです。(^^♪