Cubase6,Artist6,Elements6に搭載されている Pitch Correct について。
ピッチコレクトはオーディオトラックに有効なVSTプラグインです。
効果は、名前のとおりピッチを修正したり、積極的にピッチを変更して
ハーモナイザーの様に使うこともできます。
また、フラッグシップグレードには「VariAudio」という、
積極的にオーディオファイルをMIDI化したり、オーディオに細かな
ピッチ修正を行なうことができたりと、より高度な機能が備わっています。
ハーモニーやピッチを修正したいオーディオトラック、
ここでは「元の音」トラックとしています。
これをコピーしてPitch Correctを適用するトラックを作成します。
この状態でも、処理後(トラック名)トラックにPitch Correctを掛けて
プリセットを使ったピッチ変更する事も可能ですが、別にMIDIトラックを
作成し、修正後にあたるピッチをMIDI入力すれば、意図した任意なピッチに
修正後(トラック名)トラックのオーディオを追従させることができます。
この場合は、Pitch CorrectのScaleSourceをExternal-MIDI Noteにして、
作成したMIDIトラックの接続を最初のキャプチャの赤枠にあるように、
オーディオトラックにアサインした Pitch Correct にすれば、
オーディオトラックはMIDIで入力したピッチに追従します。
これで、元のオーディオトラックとPitch Correctをアサインした
オーディオトラックでハーモニーを作る事ができます。
元のオーディオトラックにMIDIをアサインすれば、
ギターやボーカルなどのズレた音程の修正に利用できます。
修正後の音ですが、音色や楽器によっては「使えない」音と
感じる場合があります。音色や楽器によって、修正のみで
使うのが良いか、積極的に使うことができる音色なのかは
経験と馴れによるところがあると思います。
気になるCPUの使用率ですが、
最初のキャプチャを再生した時の使用率は2%程度でした。
使用しているCPUは INTEL i5 650(3.2GHz.TB3.46GHz)、
2コア/4スレッド、キャッシュは4MBです。
OSはWindows7/64bitとDAWはCubase6/64bit。
おそらく、通常の曲で使用しても Pitch Correct のみで
そんなに多くのCPUパワーは消費しないものと思われます。
何かの参考までに。
コメント
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毎度。
7th-lab ‘s blog にもコメントありがとうございます。
ご存知の通り「Melodyne」をAUとして Logic で使用しています。
画面表示の差はあるにせよ、ほぼ同様の使用方法ですね。
ただ、別のトラックの音階の情報に追従させるような使い方はできないようです。
Vocoder の使用方法は正にソレなんですけどね。
歌をオーディオトラックに貼り付けておいて、別のトラックに音階をMIDI入力して、AUでVocoderを指定してリンクしてやる。
元歌のトラックをミュートしてやると、みごとにロボットボイスが歌います(笑)。
話がピッチコレクトから逸れました。
AUでMerodyneを使用してピッチコレクトをかける作業は意外と快感です。
オケに混ぜて、どのくらい修正するかも細かく設定できるので。
(ピッチは、わざとグリッドを指定せず、少しずつずつ動かしています)
チューニングがどんどん合って、曲のクオリティが上がっていくのが、この上なくキモチイイですね。
で、修正後にトラック単一で .wav に書き出して、別トラックに貼り付け直します。
納得がいけば、「修正前のトラック」は消去されてしまうのでしたw 。
CPUのパワーも、記事と同様、決して高負荷ではないので、トラックの貼り直しは必要ないかも知れませんが。
近々中に、多数のトラックに割り当ててベンチなんかもやってみます。
MOMO DONさんの記事のような知的なことにも挑戦しようと思っている今日この頃ですw 。
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> 近々中に、多数のトラックに割り当ててベンチなんかもやってみます。
これは非常に興味があります。
是非ともお願いします。(^^♪
> ~知的なことにも挑戦しようと思っている今日この頃ですw 。
いつも大したことは書いていません。
知的というよりは懐疑的な内容です。(^^;