約4年前、ダイナミクス系のエフェクトについて書いていました。
コンプの仕組み、COMPの設定 1、COMPの設定 2、Comp/Limit/Maxiです。
今日はこのダイナミクス系のエフェクトのみをドラムトラックに使用してみます。
SUPERIOR DRUMMER 2.0を1トラック。
パラアウトもせず1トラックで。(^^)
判りやすく設定は少し大げさにしています。
最初はプリセットを読み込んだだけで
何もしていないSUPERIOR DRUMMER 2.0。
その後に同じフレーズでダイナミクス系の
エフェクトの設定を変更しながら進んでいきます。
キックのアタックや、スネアの音、低域と高域の雰囲気、
ルーム感がダイナミクス系の設定によって大きく印象が変わっています。
特にスネアのフラムやフィルでは顕著です。
8分と16分で同じスレッショルドやリリースを使うと
テンポによっては変に聞こえる時があります。
全てのピースに同じ設定を使用しているので、
16で刻んでいるハットの部分がツマって聞こえる箇所があると思います。
この場合は8分と16分で設定を変えるか、
どちらでも変に聞こえない設定にするかです。
徐々に派手になっていきますが、キックは前のが良い、
スネアはさっきの、ハットは・・・となってくれば、
パラアウトしてそれぞれのパーツ毎に好みの設定を掛ければ
自分の思うドラムトラックの完成です。
掲載している音源には、まだEQやリバーブを掛けていません。
これらを使えば更に好みの音になるでしょう。
今回はコンプレッサー、リミッター、マキシマイザーしか使っていません。
パラアウトで個別に処理するなら、
スレッショルドによってコンプレッサーと逆の動作をするエクスパンダーや、
アタックを強調できるエンベロープ・シェイパーを使えば
パーカッシブなサウンドを作ることができます。
サイドチェイン機能と合わせてゲート(Gate)を使っても面白いです。(^^)