2年前にサイドチェインについて書いたのですが、
その際はピークを回避するダッキングを主体に書きました。
今回は音に変化を与えるサイドチェインです。
とはいっても使うエフェクターは同じコンプレッサー。
過去記事は、サイドチェイン1、サイドチェイン2です。
例としてドラムのキックトラックを作成し、4分音符で4小節。
アナログシンセのトラックは4小節分の白玉です。
アナログシンセのトラックにコンプレッサーをインサートします。
そしてサイドチェインを有効化に。(オレンジ点灯でサイドチェイン有効です)
次にドラムトラックから信号を送る準備をします。
ドラムトラックのセンドで、シンセトラックにインサートした
コンプレッサーに信号が送れるようになっているのでこれを選択します。
ドラムトラックの用意も出来ました。
後はコンプレッサーの設定で音の変化を聴きながら設定していきます。
CUBASE7.5標準搭載のコンプレッサーです。
スレッショルド、レイト、アタック、リリースあたりが重要でしょうか。
特にリリースは音を確認しながら気持ちいいポイントを探します。
SideChain01は何もしていない状態です。
サイドチェインを有効にしたものです。
ドラムキックのポイントでコンプレッサーが動作しています。
どうでしょう。(^^)
今回はVST音源を利用しているのでMIDIデータで行っていますが、
オーディオトラックでも全く同じ要領です。
また、トリガーとなるトラックの音を出したくないこともあるでしょう。
ドラムトラックのフェーダーをそのまま下げると
シンセトラックへの信号が送れなくなります。
その際はセンドを「プリフェーダーへ移動」しましょう。
フェーダーの後で信号を送るのが「ポストフェーダー」
フェーダーの前で信号を送るのが「プリフェーダー」
プリフェーダーにしておけば、
トリガートラック(今回はドラムのキック)を鳴らしたくない場合、
フェーダーを下げておけば良いのです。(^^)
何かをキッカケに何かを動かすサイドチェイン。
そういえば、WAVES Vocal Rider。
最近ではボーカロイドの調声でも注目を浴びていますね。
WAVES Vocal Riderはボーカル抜きで2MIXしたものを
トラックに読み込んでサイドチェインすれば、
オケの音量に合わせてボーカルの音量を調整してくれるそうです。
便利ですね。(^^)
その際はトリガーとなる2MIXトラックのセンドを
プリフェーダーにするのを忘れずにです。(^^)
コメント
何かをキッカケに何かを動かすサイドチェイン
そんな便利なのがあったのですね。
cubaseを使い切れてない気がしてきた(・・;)
Cheke さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。(^^)
私もCUbaseを使いこなせておりません。
こうやってブログを見直しながら書き続けながら、
思い出しつつ覚えつつの状態なので、
それぞれのプラグインの美味しいところを
引き出すまでの道はまだまだ長そうです。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。(^^)