Requiem~a novelette~ 第27話 誓いの鐘 大きな食堂に料理が並べられる。あの悪趣味な宮殿と違い普通の料理だ。3人の大佐は談笑をしながら楽しそうに食べている。そこにまるで場違いなマドックと俺がいる。「トライオード、マドック、食事は進んでいるか?」「今日は無礼講だ、構わずやってくれ!」... 2012.08.15 Requiem~a novelette~
Requiem~a novelette~ 第26話 始まりの予感 マドックと話しているとアレクシス大佐と奴が戻ってきた。奴が口を開いた。「マドック君とか言ったな。」「ハイ!大佐!」マドックは奴に敬礼する。「君は少し口が過ぎるようだ。」「アレクシスの側近と聞いて少しは頭の良い奴だと思っていたが・・・。」「も... 2012.08.15 Requiem~a novelette~
Requiem~a novelette~ 第25話 悲劇の王女 俺は奴とアレクシス大佐のところへ来ている。奴は大佐と別室で何やら話している様子だ。誰かが来る。俺は身構えた。何が起こるのか、誰が敵で誰が味方か判らないからだ。いや、俺に味方はもういない・・・。入ってきたのは先ほど車を誘導していた兵だった。「... 2012.08.15 Requiem~a novelette~
Requiem~a novelette~ 第24話 二人の大佐 俺は側近として奴の少し後ろに立っている。断ればニクスの村がまた一つ消えることになる。俺は奴の側近になることを自ら選んだ。そして俺は奴の後ろにいる。殺そうと思えばいつでも殺れる距離だ。でも今はまだ奴を殺すわけにはいかない。何故、カロンはヒドラ... 2012.08.15 Requiem~a novelette~
Requiem~a novelette~ 第23話 偽りの同盟 俺は無理やり服を着替えされられ奴の前に座っている。ここは・・・あの忌まわしき部屋だ。「トライオード君、良く似合っているよ。」「君には少々勿体無いがな。」「服の品が下がって見えるよ。」奴はそういうと声高らかに笑った。俺はカロンの軍服を着ている... 2012.08.15 Requiem~a novelette~
Requiem~a novelette~ 第22話 暗闇の中で 体中の痛みに俺は起こされた。ここはどこだ?どうやら盧のようだな。辺りは暗くて何も見えないがここは俺一人の様だ。専用盧か。手厚い『もてなし』だ。そういえばどうして俺はここに居る?どうして・・・。記憶の中ではクレイグが何かを食べている。そして俺... 2012.08.15 Requiem~a novelette~