・作曲/理論/音響

耳毒性

2014/10/20

前に、4kHzの壁5kHzの谷という記事で老化による難聴や
騒音による難聴について書きました。

今回は、その続きで薬剤による難聴や機能障害について。

くすり等の作用によって、
耳の機能に障害を及ぼすことを「耳毒性」といいます。

その中で、一般的にしられている薬剤がトルエンです。

トルエンは長期間に及ぶ暴露で高音が聞こえなくなると
言われています。また、実際に耳に音が到達してから
脳が認識するまでの間に、何らかの障害が発生し、
脳が認識するのに時間が掛かる現象も確認されています。

トルエンと聞けば、昔ヤンチャだった方はご想像のとおり、
中毒性があり、吐き気も催します。最悪は脳障害となるのですが、
トルエン中毒による脳障害は回復しないようです。

意図的に吸入しなくても、
普段の生活の中に、この薬剤は結構存在しています。

例えば、家の塗料や樹脂からトルエンが放出され、
シックハウス症候群となった話は記憶に新しいです。

また、ガソリンにも入っているらしいです。

もっと身近なものでは、ペンキ、プラモデルのシンナーや塗料、
接着剤やマニキュア、ベンゼン。

一つくらいは家にあります。
といっても、誤った使い方をしなければ何も問題がないのですが。

意図して摂取しなければ為らないものの中にも、
耳毒性のものは存在します。

例えば病院で処方される薬。

これは飲まない訳にはいきませんが、これらの薬を飲んで
耳鳴りや頭痛、吐き気、めまいが起こる場合は、医師に相談
してください。

主に抗生物質ですが、
カナマイシン:細菌性腸炎等で処方。大腸菌や赤痢など。
ストレプトマイシン:結核治療に使われていました。
ゲンタマイシン:これは良く聞く名前です。腎盂腎炎や緑膿菌治療など。
ミノサイクリン:MRSA、ニキビ治療の他に、特定感染症に名を連ねる
感染症の治療にも使われています。

また、これらの薬剤は医師が処方する他に、ペットや菜園、花壇の
作物に対する病気の治療、予防としてホームセンターで売られている
商品の中にも含まれているものもあります。

花の病気の為に薬を散布する場合はマスクを必ず着用し、
風下に立たないようにしましょう。

その他、利尿剤に含まれる成分や頭痛、鎮痛、消炎剤、
抗がん剤にも、耳毒性の成分が使用されています。

これらの中には、服用を止めることで回復するもの、
回復しないものがあります。

カナマイシン、ストレプトマイシン、ゲンタマイシンによる
耳毒性難聴は回復しません。ミノサイクリンは回復するそうです。

あれこれ、書きましたが処方された薬を指示量服薬するこは
なんら問題ありませんし、勝手な判断で服薬を中止する方が
危険です。副作用と思われる症状が現れた場合は、まず、
医師に相談しましょう。そしてその指示に従いましょう。

結論:
結構、身近に耳毒性の薬品は存在している。
用法や使用量、方法をまもって使いましょう。(^^♪

何かの参考までに。

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