・DAW

ボーカル録音

2014/10/18

先日よりマイクについて書いてきたので、今回は録音とその後です。

ボーカル録りの際は、マイクから10cm~30cm離れます。

使用するマイクによりますが、マイクと口が近いほど低域が
強調された音になります。これを「近接効果」といいます。

ボーカル君の声量と声質に合わせて丁度良い距離を見つけましょう。

マイクとの距離が近い場合は、ブレスノイズやポップノイズを防ぐために
ウインドスクリーンやポップガードも必要に応じて準備します。

服装は、摩擦音がしない服装が良いでしょう。
ゲタはいけません。(^^♪

録音時に、軽くリミッターを掛けることも必要です。
せっかく上手く歌えたのに、クリップしてしまってはそのテイクは使えません。

クリップしないようゲインを調整すれば良いのですが、
チェック時に比べ、ついつい力が入ってしまうものです。
(馴れれば必要ないかもしれません。)

気持ち良く歌えるように、ボーカル君のヘッドホンには
軽くリバーブを掛けてあげましょう。

それとEQで低域を若干カットします。これでドラムのキックや
ベースが聞き取り易くなり、ハシリ、モタリの予防になります。

もちろん、録音する音にはリバーブもEQも掛かってない音が
録音できようにしておきます。

使用するDAWにもよりますが、ダイレクトモニタリング、
エフェクトの掛け録り、コントロールルーム、バスの追加。

説明書でこのあたりの用語の所を見ると設定のヒントになります。

他のDAWでも同じ機能があると思いますが、Cubase6などでは録音開始小節と
終了小節を繰り返し録音するようにしておき、数テイクを録音しておきます。

あとはボーカルトラックをレーン表示し、数テイクの中からベストな個所を
選択してベストテイクトラックにすれば、ボーカルトラックの完成です。

さて、ここからEQやエフェクトを掛けていきます。
自己流なので、必ずしもセオリーでない場合がありますが参考までに。

EQ:
ピンポイント(シェルビング)で14kHz前後を少し持ちあげる。
音抜けが良くなったり、楽器との分離が良くなる場合があります。

低域には電源からのノイズやドラムのキックやベースがいるので、
80Hz以下をバッサリとカットします。

ボーカルだけを聞くと違和感があるかも知れませんが、全体で聞くと
案外良い感じになると思います。

サ行、タ行、カ行の耳につくアタックやサ行の歯擦音を抑える為に、
5kHz~7kHzあたりを少し下げてます。

EQで変わらない場合は、ディエッサーというエフェクト処理をします。

ボーカルを前に出したい時は、曲のメロディー音域によりますが、
男性なら100Hz~300Hz、キーの高い人では400Hzあたりまで。
女性なら200Hz~600Hzあたりを「気持ち」持ちあげます。

そして、「軽く」コンプレッサーを掛けて前面に持ってきます。
ここまではボーカルトラック(チャンネル)で。

ここからはFXトラック(チャンネル)でWET音のみを出力します。

基本的な音作りができたら、好みに応じてディレイを掛けます。
付点 8分で2~3回のフィードバックが来るように。
バラード系では良く使います。

スピード感がある曲の場合は軽いリバーブだけで
良いかもしれません。

ボーカルFXトラックの音量は全体のオケを聞きながら、
少しずつ上げていきます。ここでは控えめな設定で。

そして、Cメロの最後では、ボーカルFXチャンネルのフェーダーを
「クッ」と上げて印象付けましょう。

バラードでは、最初のAメロは楽器数も少なめなのでFXトラックを聞かす感じで。
楽器数が増えてきたら「グッ」と控えめにします。

耳はAメロでFXトラックの音を覚えたので、Bメロでも下げたその音を
探して聞いてくれます。そして、曲最後でまた持ちあげて印象付けます。

最初と最後に聞こえていれば、ずっと聞こえていたと耳は思います。

曲中ずっとFXチャンネルの音をAメロ部分に合わせてしまうと、
Bメロ以降の楽器数が増えてきた時に、各楽器の分離が不明瞭となったり、
曲全体がモヤモヤ、モコモコ、フワフワとした感じに聞こえる場合があります。

あと、ミキサーを触っている人が弾いた楽器について。

前面に来るパートは控えめに。ついつい大きくなってしまいます。(^^;
奥手の音は持ちあげて。
自分が弾いたパートなので、奥で鳴っていても聞きとれます。

しかし、他の人が聞くと「埋もれた」音になってる場合があります。

フェードアウトさせる場合は、ボーカルトラックを先に下げて、
ワンテンポ遅れる感じでFXトラックを下げると良い場合があります。

FXトラックの残響音の残りが気にならない場合はそのままで。

自己流なのでセオリーと違う場合があるかもしれませんが、
何かの参考までに。

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