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Requiem~a novelette~

第7話 廃墟の町

ヒドラが占領するニクスの東の街へはまだ遠いはずだが、 目の前に小さな集落が見えてきた。 俺たちはそこで休憩をすることにした。 それでもまだ1時間は歩かないとたどり着けないだろう。 しばらくするとその集落がよく見える丘に到着した。 男たちは絶...
Requiem~a novelette~

第6話 俺の知らない俺

俺たちは東に向かっている。 ヒドラの軍が占領したニクスの街を解放する為だ。 偵察兵の報告によるとヒドラの兵の数は2000人。 我々の部隊はどう多く数えても200人程度の小さな部隊だ。 途中でいくつかの別の部隊と合流して東の占領区を目指すらし...
Requiem~a novelette~

第5話 小さな国葬

いつの間にか深い眠りについていたようだ。 闇は既に明けいつもの朝日が昇っている。 何日目だ・・・、今の俺になって。 そんな事を思っていると傷ついた兵士が帰還してきた。 「大佐! 大佐!」 彼は酷く傷つき、そして叫んでいる。 その緊迫感に満ち...
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Requiem~a novelette~

第4話 霧に包まれて

俺は大佐に騒動の説明を求められていた。 ダンの話が頭を過る。 「トライオード、何があったんだ。」 「またあいつか。アベルが騒動を起こしたのか。」 ドアが開き俺を呼びに来た彼女が入ってきた。 「エノーラか。入れ。」 私を呼びに来た彼女はエノー...
Requiem~a novelette~

第3話 ドクターと呼ばれる男

ベースキャンプに帰った頃にはすっかり陽も暮れていた。 ジョンはどこか誇らしげだ。 穴の空いたバケツは川魚で一杯だ。 さっそくキャンプでは薄明かりの中酒盛りが始まる。 戦場というものは緊張感で溢れていると思ったが、 キャンプの中の空気はそうで...
Requiem~a novelette~

第2話 三国の利害

・・・眩しい。 どうやら夜が明けたようだ。 相変わらず頭はぼんやりと重い。 昨夜の質問の答えも判らないままだ。 「おい。」 横に寝ていた彼も起きたようだ。 「なんだ。」 知らない言語が理解できる。そして話すこともできる。 もういい。俺は気に...
Requiem~a novelette~

第1話 ベースキャンプの夜

「何やってんだ馬鹿!」 それは唐突に聞こえてきた。 「起きろ!トライオード!」 トライオード? 俺のことか? 朦朧としている意識が目覚め始めると 段々と状況が咀嚼できるようになってきた。 ここは戦場だ。 「動け!」 声が再び俺を窘める。 言...
徒然なる日常

たわ言の極み

たった2日更新していないだけか~。 もう1週間ほど放っておいた気がした~。 今日で4日目だっけ。 日付を大きく越えて帰宅している。 最初の日は連続36時間仮眠も無く働いた~。 その後続けてこの状態。 さてもう少しして帰ろう~。 たわ言の極み...
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