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インプットレベル

インプット(入力)レベルについて。

DAWに楽器の音を入力する際、
オーディオインターフェイスではアナログ信号をデジタル信号に変換しています。

この録音作業を行う時に、注意すべき点は「適正な入力レベルにする」ことです。

低い入力レベル
入力レベルが低い場合、上の図のように録音した音を
使いやすくするためにゲインを上げたり(GAIN UP)、
ノーマライズ(Normalize)処理を行いますが、
この際に、不必要なノイズまで持ち上げてしまいます。

この音にコンプレッサーを掛けると、
更にノイズ成分まで持ち上げてしまいます。

コンプレッサーでノイズが持ち上がる仕組みは
COMPの仕組みComp/Limit/Maxiで書いていますので、参照ください。

上の図では手を抜いて信号を
黄色の1本線で書いていますが、実際は波形です。

これではせっかくの良い機材が台無しですし、
私の様にお手頃価格の機材を使っている場合は
大切なことなのです。

これが出来て始めて値段相応の音なので
気を使わなければなりません。(^^♪

高い入力レベル
今度は、入力レベルが高すぎた場合。

アナログでは、限度を超えた音は歪みます。
ギターアンプでいうオーバードライブ状態です。
もっと過大入力するとディストーションです。

この2つは程度の違いで同一であります。

デジタルでは限度を超えた入力はクリップします。

クリップした音は「バリッ」という大きな音になりますが、
最近ではこれを回避してヘッドホンやスピーカーや耳に負担が
掛かるようなことはありませんが、クッリプした音は「ブツッ」となります。

DAWで過大入力で録音した音の波形を見てみてください。

波形の「山」の先が0dBを境に水平になっていて、それより上がありません。

これがクリップした箇所です。

ギターでいうと、コードをジャラ~ンと弾いて入力レベルを
合わせても低音弦でパワーコードを弾くと入力ピークを超えて
クリップする場合があります。

DAWでは、ミックスの時にトラックのレベルを上げ過ぎた時や、
ダイナミクス系のエフェクトを使用した時にピークを越えがちです。

また、それぞれのトラックではレベルを超えていなくても、
スレテオアウトの2chメーターではピークを超えている場合もあります。

暴飲暴食や拒食が体に悪いように、
入出力の音のレベルは小さくても大きくても良くないのです。

何事も「程良い」のがよろしゅうございます。(^^♪
何かの参考までに。

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